イメーションは14日、同社が保有するTDK Life on Recordブランドのスピーカー新製品として、「Xa Premium」シリーズ3製品を発表した。発売は3製品とも5月15日で、価格はオープンプライスで、店頭予想価格は32,800円前後より。また同シリーズには、PCとのUSB接続が可能なステレオターンテーブルも発表されており、既に発売済みのEQヘッドホンと合わせて5製品でのラインナップ展開となる。
スピーカー3機種に共通の特徴として、装備したUSB端子からiPod/iPhoneと接続し、音楽再生・充電が可能。Made for iPod/Made for iPhoneの認証も取得している。USB端子はUSBメモリやUSBハードディスクに保存されたMP3/WMAファイルの再生にも利用可能。ライン入力端子、楽器接続用の6.3mmプラグ入力端子も装備しており、サウンドミックスにも対応。ミックス時は音響比率の調整も行える。
イコライザー&ビジュアライザー機能も搭載しており、タッチセンサーによるコントロールが行える。AC電源だけでなく単1形乾電池12本による駆動にも対応(連続稼働時間約6時間)。自動電源オフ機能搭載で省エネにも貢献する。
3 Speaker Boombox「SP-XA6803」
1980年代に流行し、"Boombox"と呼ばれた大型ラジカセをデザインモチーフに、往年のミュージックカルチャーを象徴するアイコンとして提案する2メイン+1サブウーファーの3スピーカーシステムが「SP-XA6803」。店頭予想価格は54,800円前後。
フロントのアクリル樹脂をアルミダイキャスト製のフレームで囲み、ハンドル内側には本革を使用。ずっしりとじた重さは音のパフォーマンスも向上させる。
左右の同軸ドライブユニットは、軽量・高弾性・高剛性のハイブリッドファイバーコーンとエッジドライブ方式のテキスタイル・ドームスピーカーを組み合わせたもの。センターにはハイエクスカーションサブウーファーを採用し、ダイナミックさと繊細さを併せ持つ迫力あるサウンドを実現している。
出力は10W×2(メイン)+15W(サブウーファー)。AM/FMラジオチューナーを内蔵する。サイズ・重量は、約W610×D152×H394mm、11.8kg。
2 Speaker Boombox「SP-XA6802」
同様に"Boombox"のデザインを踏襲しつつも、小ぶりなデザイン設計を行い、本革製のショルダーストラップを装備してカジュアルさと携行性を向上させたモデルが「SP-XA6802」。店頭予想価格は44,800円前後。
左右の同軸ドライブユニットは、「SP-XA6803」と同様のハイブリッドファイバーコーン+テキスタイル・ドームスピーカーの構成。背面にバスレフポートが配置されている。出力は10W×2で、AM/FMラジオチューナーを内蔵。サイズ・重量は、約W508×D102×H338mm、6.8kg。
Sound Cube「SP-XA6701」
「SP-XA6701」は、前後左右の4方向にスピーカーが配置されたマルチディレクショナルスピーカー。店頭予想価格は32,800円前後。
左右にはハイブリッドファイバーコーン+テキスタイル・ドームスピーカー、前後にはパッシブラジエーターを配置し、本体を中心に周囲に広がるマルチディレクショナルサラウンド再生を行う製品。レトロな雰囲気ながらプロフェッショナル機器にも通じる、マットな質感のアクリル樹脂と本革のハンドルを組み合わせたデザインとなっている。
出力は10W×2(左右)。FMラジオチューナーを内蔵する。サイズ・重量は、約W259×D259×H259mm、5.7kg。
USBステレオターンテーブル「SP-XA2002」
「SP-XA2002」は、パソコンとのUSB接続が可能なステレオターンテーブル。店頭予想価格は39,800円前後。
ベルトドライブ方式で、ベーススタビライザーにはサスペンション機構を備え、外部振動の影響を最小限にとどめる。回転数自動補正機構、フォノプリアンプも内蔵。デザインは、アルミダイキャストとアクリル樹脂を基本に、ダストカバーに本革を用いるなど高いインテリア性を追求している。
回転数は33 1/3RPMまたは45RPM。ワウフラッターは0.25%以下、S/N比50dB以上、プリアンプゲイン36dB。出力は200mV(プリアンプ使用時)、3mv(プリアンプ不使用時)。カートリッジタイプはムービングマグネット式。サイズ・重量は、約W455×D381×H114mm、約6.5kg。
ブランドメッセージは「聴く、をデザインする。」
製品発表に先立って開催された説明会では、イメーションおよびTDK Life on Recordブランドの沿革についても紹介された。同ブランドでは2009年末のヘッドホン製品を皮切りにオーディオ市場に参入したが、今回のスピーカー製品投入により製品ラインナップが充実するのに合わせ、「聴く、をデザインする。」というブランドメッセージを策定し、改めてオーディオ市場への本格参入を宣言した。