比嘉愛未、岩手が舞台のドラマで「前向きになれるきっかけになれば」

NHK総合のドラマ『どんど晴れ スペシャル』(5月6・7日 19:30～20:45 ※NHK衛星第2では4月24日 15:30～18:00に放送)の会見が13日、東京・渋谷の同局で行われ、比嘉愛未、宮本信子、田辺誠一、林屋正藏、ICONIQが出席した。

雄大な自然が残る岩手県盛岡市を舞台に、老舗旅館『加賀美屋』の面々が巻き起こす2007年放送の連続テレビ小説『どんど晴れ』が、4年振りにスペシャル版として復活する。連続ドラマ最終回から4年後の加賀美屋を舞台に、比嘉愛未扮する若女将・夏美の成長を描いていく。

舞台となる盛岡でのロケが2月11日からスタートした同ドラマ。地震のあった3月11日まで95%を撮り終えていたが、放送中止が検討されたという。主演の比嘉も、地震のあった3月11日は2日後に盛岡ロケを控えていたと明かして「今のタイミングで放送していいのかとも思いましたが、今だからこのドラマを届けなければいけない使命感を感じました。最後まで使命感を持って挑んだ作品だし、今もその気持ちで一杯。前を向いていくというメッセージがこのドラマで、少しでも皆さんが前向きになるきっかけになればと思います」と涙ながらに思いを語った。

一方の宮本は「過剰な自粛はやめて、みんなでお金を使って経済をまわし、お金が東北に行くようにして欲しい」と訴え、ゲスト出演するICONIQも「こういう状況の中で軽々しく頑張ってとは言えません。逆に頑張らなければいけないのは私たち。被災された方には大丈夫と伝えたいです」と被災者たちを気遣っていた。