台湾HTCは、デュアルコア搭載の最新のスマートフォン「HTC Sensation」を発表した。マルチメディアの利用にフォーカスした上位機種。同製品は欧州、アジア、米国などの市場で提供される。米国ではT-Mobile USA向けに「HTC Sensation 4G」として、今年夏に発売される予定。

HTC Sensation

HTC Sensationは、「Pyramid」という名称で登場がうわさされていたスマートフォン。米Qualcommの1.2GHzデュアルコアSnapdragonプロセッサを搭載するなど高スペックとアルミニウム製のデザインが特徴とする。

4.3インチディスプレイを搭載。内部メモリは1GBで、microSDカードを使用して8GBまで拡張できる。このほか、1080pのフルHD動画撮影が可能な8メガピクセルカメラを背面に、1.2メガピクセルのカメラ前面に搭載。ネットワークはHSPA/WCDMAとWi-Fi(802.11b/g/n)に対応する。DLNAサポート、USBとWi-Fiテザリング機能なども備える。

OSはAndroid 2.3を採用しており、独自UIの「HTC Sense」も搭載する。HTC Senseはアクティブなロック画面などの新機能を持つ最新版となっており、FacebookやTwitterなどのソーシャルネットワーク、音楽・動画などをスムーズに利用可能。映画などの動画をストリーミング・ダウンロードできるサービス「HTC Watch」をサポートする。

サイズは126.1×65.4×11.3mm、重さは148g

なおHTC Watchは、同社が2月にタブレット「HTC Flyer」を発表した際に明らかにした新サービスで、スマートフォンで搭載されるのはHTC Sensationが初となる。