チャーティス・ファー・イースト・ホールディングスはこのほど、東日本大震災の発生を受け、国内のグループ損害保険会社においてアップル社のモバイル端末「iPad」と「iPhone」を導入し、保険金支払のための調査業務の迅速化を図ると発表した。
同グループが今回導入する端末は、iPadの最新モデルとなるiPad2米国版とiPhoneの2種。ビデオ通話などの機能を重視し、グループの米国拠点を利用してiPad 2を緊急調達した。グループ内で先行導入するAIU保険が、ソフト開発会社のゴーイング・ドットコムが提供するクラウドサービス「SmartAttack」を活用して、システム開発を行ったという。
AIU保険では、すでに関東以北の地域において計100台の端末を導入。今回の震災に関連する保険金支払業務の迅速化に役立てる予定とのこと。同社の代表者CEOのロバート・L・ノディン氏は、「新ツールの導入によって、損害調査プロセスの簡素化・効率化を実現し、お客様への保険金支払いまでの時間を短縮させることが可能となります。これにより被災地のお客様が一日でも早く元の生活を取り戻す一助になることを願っております」とコメントしている。