ソニー生命保険は11日、5月2日から新商品『三大疾病収入保障保険(II型)』を発売すると発表した。「割安な保険料の収入保障保険を追加することで、より幅広い顧客のニーズに応えることができるようになる」(ソニー生命)。なお、現行販売中の『三大疾病収入保障保険』はI型とする。

ソニー生命では、2006年11月から、三大疾病(悪性新生物・急性心筋梗塞・脳卒中)に罹患した際の収入を補填することに特化した生存給付商品として、『三大疾病収入保障保険』を販売している。

現行商品は被保険者が三大疾病に罹患した場合、第1回目の三大疾病年金を支払い、以後、第1回年金支払日の年単位の応当日に被保険者が生存している限り、年金を毎年支払うタイプ。そのため、年金支払期間が長期間にわたる結果、保険料が高額となる傾向にある。だが今後、「高齢化社会を迎えるなかで、リビングデス(経済的死亡)の保障について、さらなるニーズの高まりが予想される」(ソニー生命)。

ソニー生命ではこうしたニーズの高まりを踏まえ、今回、三大疾病年金の支払事由に該当した場合の年金支払期間を5年と短くすることで、保険料が低廉となる『三大疾病収入保障保険(II型)』を販売することにした。

これにより、長期間の収入保障を確保したい顧客は現行商品(I型)を、保険料の負担を抑えながら5年間の収入保障を確保したい顧客は新商品(II型)を、というように、「顧客のライフプランやニーズにあわせて商品を選択することが可能になる」(同社)。

「三大疾病収入保障保険(II型)」では、被保険者が三大疾病年金の支払事由に該当した場合、被保険者の生死にかかわらず、三大疾病年金を5年間支払う。第1回目の三大疾病年金が支払われずに、被保険者が保険期間中に死亡した場合には、1回分の三大疾病年金と同額の死亡給付金を支払う。

また、被保険者が以下のいずれかの事由に該当したとき、以後の保険料の払い込みが不要となる。

  • 責任開始期以後に発生した傷害または疾病により、高度障害状態になったとき

  • 責任開始期以後に発生した不慮の事故を直接の原因として、事故日から180 日以内に所定の身体障害の状態になったとき

  • 三大疾病年金の支払事由に該当したとき