全日本空輸(ANA)は8日、東日本大震災の影響により閉鎖となっていた仙台空港が、13日から民間航空機の就航を再開することを受けて、同日から仙台 - 羽田(東京)線の臨時便を運航すると発表した。
仙台 - 羽田間の片道運賃は通常で1万8,100円。仙台 - 羽田 - 伊丹(大阪国際空港)間の乗り継ぎで利用できる「特定便乗継割引運賃」(2万6,000円)も用意されている。当面は20日までの運航を決定しているが、以降の運航についても地上交通機関の復旧状況等を踏まえて検討していくとのこと。
なお、仙台空港並びに周辺の交通インフラが本格的に復旧しておらず、空港駐車場の数にも限りがあるため、JR名取駅より運行予定の代替輸送バスや、JR仙台駅前より運行予定の臨時空港直通バスなど、公共交通機関の利用を呼びかけている。
仙台発着定期便については、5月末までの運航便を欠航すると発表。今後は仙台空港の本格復旧に向け、関係機関等と連携しながら定期路線の早期再開を目指すとしている。
また同社では、「心をひとつに、がんばろうニッポン」という英語と日本語のメッセージロゴをあしらった機体を就航させ、被災地と日本の復興を応援していくと発表。同機材は羽田 - 仙台線の臨時便初便にも使用予定とのこと。