三菱電機は6日、液晶テレビ「REAL」の「BHR500」シリーズ4製品「LCD-46BHR500」「LCD-40BHR500」「LCD-32BHR500」「LCD-26BHR500」を発表した。発売は5月16日。価格はオープンで、市場価格は、LCD-46BHR500が28万円前後、LCD-40BHR500が23万円前後、LCD-32BHR500が15万円前後、LCD-26BHR500が14万円前後と予想される。
2009年10月に世界初のBD/HDD内蔵テレビとして発売されたのが、初代のBHR300シリーズ。昨年7月にBHR400シリーズを発売しており、今回のBHR500シリーズは3世代目。従来モデルと同様に、1台で、テレビの視聴、番組の録画/再生/ダビング、パッケージメディアの再生が可能だ。内蔵しているHDDの容量は、BHR400から変わらず500GBだが、MPEG-4 AVC/H.264による映像圧縮の性能が、従来のフルハイビジョン8倍からフルハイビジョン12倍へと向上。より長時間の録画が可能となっている(内蔵HDDへのフルハイビジョン録画は、最大540時間)。もちろん、MPEG-4 AVC/H.264による映像圧縮は、内蔵HDDへの録画だけでなく、BD/DVDメディアへの記録時にも有効だ。
搭載しているチューナーは、地上デジタル/BSデジタル/110°CDデジタル×2基(アナログチューナーは非登載)。デジタル放送のW録画にも対応している(2番組同時録画中に試聴できるのは、現在録画中のチャンネルのみ)。従来のBHR400シリーズでは、2番組を同時に録画している際には、長時間モードは片方にしか使用できなかったが、BHR500シリーズでは、両方に好きな録画モードを使用可能となった(実際には、片方の録画はDRモードで行われるが、録画後に指定したモードに自動的にコンバートされる)。また、新たに、スカパー!HD録画にも対応した。
画面解像度は、LCD-46BHR500/LCD-40BHR500が1920×1080で、LCD-32BHR500/LCD-26BHR500が1366×768。従来機では46V型/40V型のみがLEDバックライトで32V型26V型はCCFLバックライトだったが、BHR500シリーズでは全機種がLEDバックライトを採用している。また、LCD-46BHR500/LCD-40BHR500には、内部からの光の散乱を抑えた「DIAMOND Panel」を採用。さらに、倍速駆動、24枚の映像を60枚に変換したソースを自然な動きで表現する「なめらかピクチャー」も採用している。
同社のテレビの大きな特徴となっているオートターンだが、今回も全機種に採用。LCD-46BHR500/LCD-40BHR500では左右20°、LCD-32BHR500/LCD-26BHR500では左右30°の範囲で、リモコンによってテレビの向きを変えることが可能だ。
また、リモコンにも変更が加えられている。従来のリモコンでは、「見る」「予約する」の2つの大きなボタンが配置されていたが、BHR500シリーズのリモコンでは、これに加えて「残す」のボタンを配置。さらに、シートボタンを採用。汚れや水などにも強くなったうえ、リモコンの質量も、電池込で100gと軽量化した。
形名 | LCD- 46BHR500 |
LCD- 40BHR500 |
LCD- 32BHR500 |
LCD- 26BHR500 |
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画面サイズ | 46V型 | 40V型 | 32V型 | 26V型 |
.画素数 | 1920×1080画素 | 1366×768画素 | ||
音声実用最大出力 | 10W×2 | |||
HDMI入力 | 2 | |||
ビデオ入力 | 2系統2端子(1系統はS端子兼用) | |||
USB入力 | 1 | |||
i.LINK(TS入力) | 1 | |||
SDカードスロット | 1 | |||
LAN端子 | 1 | |||
消費電力 | 155W | 140W | 99W | 90W |
年間消費電力量 | 138kWh/年 | 121kWh/年 | 92kWh/年 | 87kWh/年 |
サイズmm (W×H×D) |
1102× 763×387 |
970× 690×387 |
762× 543×329 |
640× 474×329 |
質量(kg) | 22.6 | 21.2 | 12.8 | 10.7 |