西日本シティ銀行は4日、東日本大震災により、福岡県内など同行営業店の所在地に避難した5つの銀行の顧客に、これらの銀行に代わって預金の現金払戻しに応じる「代理現金払戻し」業務を行うことにしたと発表した。

5つの銀行は、きらやか銀行(本店所在地 : 山形県山形市)、北日本銀行(同 : 岩手県盛岡市)、仙台銀行(本店所在地 :宮城県仙台市)、福島銀行(同 : 福島県福島市)、大東銀行(同 : 福島県郡山市)、となっている。

取扱開始日は、2011年4月8日。対象となる預金は原則、普通預金、当座預金(定期預金については、取引銀行の判断による)。払戻し金額は、原則、法人・個人とも、1日10万円(千円単位)まで。取扱店および取扱い時間は、西日本シティ銀行の全営業店で、平日9時~15時の取扱いとなる。

取扱に必要な書類は、預金証書・通帳、届出の印鑑、および本人が確認できる資料(運転免許証、健康保険証など)。ただし、上記の資料を持っていない場合でも、対象銀行と連携を図り、本人の確認ができれば払戻しは可能という。

西日本シティ銀行ではすでに1日、東日本大震災により被災し、東邦銀行(本店所在地 : 福島県福島市)に預金を持つ福岡県内など西日本シティ銀行営業店の所在地へ避難した人を対象として、「代理現金払戻し」業務を行うことを発表している。