米AMDは5日(現地時間)、Radeon HD 6000シリーズの新モデルとして、"Barts"コアベースの「AMD Radeon HD 6790」を発表した。現行のRadeon HD 6850とRadeon HD 5770の間を埋めるミドルレンジクラスの性能を備えるGPUとされる。搭載カードは即日出荷が開始される予定で、国内市場における製品店頭価格は1万円台中盤~後半が見込まれる。

「AMD Radeon HD 6790」のリファレンスカード

HD 6800シリーズで採用の"Barts"コアがベースか

Radeon HD 6850とRadeon HD 5770の間という位置づけ

GPUコアの製造プロセスは40nmで、トランジスタ数は17億個。ストリームプロセッサ数が800基、テクスチャユニット数が40基、ROP数が16基、コアクロックが840MHz、メモリクロックが1050MHz(データレート4200MHz)。メモリタイプはGDDR5 SDRAMで、容量は1GB、接続バス幅は256bit。消費電力は最大150W/アイドル時19Wで、補助電源コネクタは6ピン×2。PCとの接続インタフェースはPCI Express (2.0) x16。リファレンスカードの映像出力端子はDVI×2、mini DisplayPort×2、HDMI×1。

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