東京グローブ座で公演中の舞台『芝浦ブラウザー』に出演しているV6井ノ原快彦、芦名星、音尾琢真らが4日、会見を行った。
左から、上田誠、音尾琢真、芦名星 拡大画像を見る |
同舞台は、高層ビルがひしめく近未来の東京・芝浦を舞台に、不動産会社に勤務するフジタ(井ノ原)が、後輩社員のオノ(音尾)とともに、ビル群の隙間を縫うようにとある一角に暮らす管理人(芦名)ほか一風変わった住人たちと交流していく姿をコメディータッチで描いている。作・演出は、ヨーロッパ企画の上田誠。
『昭和島ウォーカー』以来、3年ぶりに上田とタッグを組んだ井ノ原は「ドールハウスを真っ二つに切って覗いている感じ。上田さんからは『役作りより部屋作りを頑張って』と言われました(笑)。お客さんの見方も変わるんじゃないかな」と話し、芦名は「喜怒哀楽が日常生活レベルなので、ちょっと気を抜くとあっという間に物語が進展してるんです。だから逆に引き締めないといけませんね(笑)」と感想を語った。
地震が起きた3月11日は、稽古中だったという井ノ原。「芝居をやっている場合じゃないかなとも思いましたが、芝居しかできないし、今こそお客さんに笑ってもらって、元気になってもらえれば」と前向きで、「これまでV6のメンバーと震災のことを話すことはなかったですが、コンサートのバックステージに子どもたちを招待したり、何かできることはあると思います。いい機会だから、これからはメンバーと話し合っていきたい」と構想を明かしていた。
『芝浦ブラウザー』は、東京グローブ座にて4月2日~19日の期間で公演。4月22日からは大阪のシアター・ドラマシティで公演される。