調査会社の米comScoreは4月1日(米国時間)、2010年12月から2011年2月までの3カ月間の米国のモバイル加入者調査の報告書を発表した。端末メーカーでは韓Samsungが首位を堅守、スマートフォンプラットフォームでは「Android」が33%のシェアをとり、2位との差をさらに拡大した。

調査では、米国の3万人以上のモバイル加入者をサンプルに、携帯電話メーカーやスマートフォンOSについて調べた。

メーカー別では、首位はSamsungで24.8%のシェアを占めた。シェアは前回(2010年9月~11月)から0.3ポイント増えている。2位は韓LG(シェア20.9%)、3位は米Motorola(16.1%)、4位はResearch In Motion(8.6%)、5位は米Apple(7.5%)。シェア増が最も大きかったのは5位のAppleで0.9ポイント増やした。2月にVerizon Wirelessからも「iPhone」が提供された効果が出た、とcomScoreは見ている。

同期、米国の13歳以上のモバイルサービス加入者は2億3400万人。このうち、6950万人がスマートフォンを所有しているという。スマートフォンユーザー数は前回(2010年9月~11月)と比べ13%増加した。

スマートフォンOSのシェアは、Androidが33%で首位。前回の26%から7ポイントと大きくシェアを伸ばした。2位はRIMで4.6ポイント減の28.9%。3位はAppleで0.2ポイント増の25.2%、4位はMicrosoftで1.3ポイント減の7.7%、5位はPalmで2.8%となった。AndroidとApple以外はシェア値が下がっており、AndroidとAppleの2つが人気であることを裏付けた。