Jawboneは、スマートフォンやタブレット機との連携が可能なBluetooth製品をリリースしている。本稿ではヘッドセットの「Jawbone ICON」を紹介する。ハンズフリー通話を可能にするプロファイルと、音楽プレイヤーやワンセグを楽しむことができるプロファイルに準拠している製品だ。
Jawbone ICONはイヤリングのような美しいデザインが目をひくヘッドセット。サイズは45×18.25×24mm、重量はわずか8.2g。装着していることを忘れるほど軽いので、長時間使用しても耳が疲れることがない。
小型軽量のボディに搭載されているのは、ヘリコプターや戦車内からでもクリアに音声通話ができるよう開発されたという最新のノイズキャンセリング技術NOISEASSASIN v2.5。音声マイクと骨伝導マイクから入力された音声情報をもとに、通話者の声とノイズをリアルタイムに判別する。これにより、電車や飛行機の騒音のような連続したノイズはもちろん、周囲の人の話し声や歩きながら通話したときに発生する耳障りな風切り音、突然飛び込んでくる音に対してもノイズ除去機能が働くという。
Jawboneが提供するWebサイト「MyTALK」ではファームウェアの更新や設定の細かいカスタマイズが可能だ。簡単な登録を済ませてログインした後、製品とPCをケーブルでつなぐと音声アナウンスの選択やペアリングされるデバイスの順番の確認などができるようになる。
本機は2台の携帯端末への同時ペアリングが可能。筆者も早速、手持ちのフィーチャーフォン、スマートフォンとICONをペアリングして使用してみた。
本機はハンズフリー通話を可能にするHFP、HSPの両プロファイルに加え、ワンセグの音声が聞けるSCMS-Tと音楽が聞けるA2DPのプロファイルにも対応しているのが大きな魅力。これにより、例えばワンセグの映像は携帯電話の画面で見ながら音声はICONで聞く、あるいは鞄の中のスマートフォンでネットラジオを受信しつつ音声はICONで聞く、というような使い方ができる。ゲーム、Podcastなどを楽しむワイヤレスイヤフォンとしての利用も可能だ。いずれの場合も電話があれば即座に着信状態に切り替わり、通話ボタンを押すだけで受話状態になる。また、通話ボタンは2秒間押し続けると着信拒否になる。
なお、喋りながらスマートフォンの通常操作をすることも可能だ。電話中にカレンダーで予定のチェックや、Google マップで位置の確認、ブラウザで調べ物などをしたくなることは往々にしてある。そんなときに両手でいつも通りのタッチパネル操作ができるのは、やはりありがたい。ICONはフル充電で約4.5時間の通話と、10日間の待ち受けが可能。iPhoneやBlackBerry端末を利用の場合は、ディスプレイにICONの充電残量が表示される。
サイズ | 45(W)× 18.25(H)×24(D)mm |
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重量 | 8.2g |
Bluetooth規格 | Bluetooth V2.1+EDR |
Bluetoothプロファイル | A2DP、HFP、HSP、SCMS-T |
連続待受時間 | 最大約10日間 |
連続通話時間 | 最大約4.5時間 |
内蔵電池 | リチウムポリマー充電池 |
接続端子 | MicroUSBコネクター |
充電端子 | USBコネクター(MicroUSB - USBケーブル付属) |
最大通信距離 | 10m |
システム条件 | Windows XP、Windows Vista、Windows 7、Mac OS X v10.5以降 |
保証期間 | 1年間 |