機種の充実により、ますます選択肢が広がっているAndroidスマートフォンだが、その中でも特にコアなファンから支持を集めそうなのが、ディズニー・モバイルの「DM009SH」(シャープ製)だ。「@disney.ne.jp」のメールアドレスが使えたり、ディズニーの壁紙がダウンロードできたりといった、ディズニー・モバイルの魅力はそのままに、3D対応の国内最高クラスのスペックを備えたAndroidスマートフォンとなっている。本稿では、DM009SHの魅力を紹介したい。
いつも携帯しているスマートフォンで、一番こだわりたいのは、壁紙を含めたホーム画面の構成だろう。DM009SHでは、「ホーム」「Disney Mobileホーム」「Disenyきせかえ」という3種類のホーム画面を選択できる。ホームは一般的なAndroidスマートフォンに似たホーム画面だ。壁紙には、時間帯ごとに変化する「ライブ壁紙」を設定することが可能。また、ホーム画面を3D表示することもできる。
Disney Mobileホームは、ディズニー・モバイル独自のホーム画面である。画面に配置できるオリジナルウィジェットと親和性が高いスタイリッシュなデザインとなっている。Disenyきせかえでは、いろんなテーマをダウンロードして、ホーム画面を着せかえられる。アプリのアイコンも、テーマに合ったデザインに変えることが可能だ。
ホーム画面に配置できるオリジナルウィジェットは、全6種類。天気やニュース、SNSなどがチェックできる便利なウィジェットが用意されている。「Clock Widget」は、アラームの設定が可能な時計のウィジェット。秒針がミッキーなのがこだわりポイントだ。「Setting Widget」は、着信音やバイブ、Wi-FiなどのON/OFFをワンタッチで操作できるウィジェットである。
DM009SHでは、Androidマーケット以外にも、独自のアプリマーケット「Disenyマーケット」からアプリをインストールできる。「Disenyカレンダー」や「ディズニーフォト」といった、独自のアプリがインストールでき、プリインストールされているアプリも多い。
ミッキーやミニーなどの絵文字やテンプレートを使ったデコレメールである「ディズニーメール★デコ」が作成できるのも特長だ。最初から用意されているテンプレート以外にもDisenyマーケットからダウンロードした素材を使うことが可能だ。
これまで携帯電話で使えていた機能が、スマートフォンでは使えなくなるのでは? と心配している人もいるかもしれない。しかし、DM009SHでは、携帯電話の多くの定番機能を使うことができる。OSはAndroid 2.2でFlash 10.1に対応しているので、Flashコンテンツの再生も可能。また、赤外線通信機能があるので、アドレス交換にも困らない。おサイフケータイにも対応している。さらに、ワンセグTVでは3D表示が可能となっている。
カメラには960万画素CCDカメラを搭載。オートフォーカスや手ぶれ補正といった機能も備えている。また、3D写真の撮影も可能である。ムービーの撮影もでき、撮った写真やムービーは、HDMIケーブルで接続してTVに映し出すことが可能だ。
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DM009SHは、スマートフォンの便利な機能だけでなく、様々なディズニーのコンテンツを堪能できるAndroidスマートフォンとなっている。仕事でもプライベートでも活躍するモバイル端末となることだろう。特に、スマートフォンに興味があったが、堅苦しい感じがして手を出さずにいた人や、携帯とスマートフォンの2台持ちから、スマートフォン1台に集約したいと考えている人などに向いているかもしれない。