ボール ウォッチは、スイス・バーゼルにて開催された「BASELWORLD 2011」にて、創業120周年記念モデル「トレインマスター ワンハンドレッド トウェンティ」などの新作を発表した。
アメリカの鉄道業界との結びつきなしでは語れないボール ウォッチ。1891年以来、「あらゆる過酷な環境でも正確な時を告げる」ことをブランド・メッセージに掲げ、アメリカ鉄道の公式時計として"正確な時"を刻んできた同ブランドだが、2008年にはロレックスで機械式ムーブメント部門の技術責任者を務めていた、フィリップ・アンティル氏が入社。2009年からは、彼が最高技術責任者としてボール ウォッチの全ての時計を手がけることで、さらに強力な開発体制が整ったという。
今回の注目作は、日本で先行発売されている「ストークマン ストームチェイサーII」をベースとし、ケースまでDLC加工を施すことでシックな雰囲気に仕上げた「ストークマン ストームチェイサー II DLC」。テレメーターとタキメーターを搭載するほか、独自の自発光「マイクロ・ガスライト」を用いたインデックスにより、暗闇でもはっきりと時刻がわかるのが特徴だ。
ラバーストラップには赤いステッチが施され、ブラックモデルとホワイトモデルが用意される。発売は5月を予定しており、限定1,999本。価格は28万3,5000円。
さらに、「エンジニアハイドロカーボン スペースマスター」の後継モデルとなる、「エンジニアハイドロカーボン セラミックXV(フィフティーン)」もお披露目。名前に使用されている「XV」の由来は、エベレストの仮称「ピークXV」となっており、冒険家にふさわしい傷つきにくく頑丈なボディが特徴。31個の自発光マイクロ・ガスライトを備え、ガスライトの周りをメタルで囲うことで光がより全面に広がるようにした「メタルエッジ」も初採用した。発売は11月で、価格は29万8,200円