マスタードシードは、ASRock製のAMDプラットフォーム向けマザーボードの新製品として、Socket AM3+に対応した4モデルを発表した。開発コード名「Bulldozer」として知られる、AMDの次世代アーキテクチャの8コアCPUが搭載可能という。全モデル4月1日より発売を開始する予定だ。
4モデルとも、Bulldozer世代の8コアCPUを搭載できるというSocket AM3+対応のマザーボード。BIOSに代わるUEFIの採用も特徴。ラインナップは、AMD 890FX+SB850チップセット搭載のATXボード「890FX Deluxe5」(店頭予想価格19,480円前後)、AMD 890GX+SB850チップセット搭載のATXボード「890GX Pro3」(同11,480円前後)、AMD 880G+SB850チップセット搭載のATXボード「880G Pro3」(同10,280円前後)、AMD 880G+SB710チップセット搭載のマイクロATXボード「880GMH/U3S3」(同9,480円前後)。
890FX Deluxe5は今回のフラグシップモデルで、2オンス銅箔PBC基板を採用し、8+2フェーズのCPU電源設計、ゴールドコーティングを施した日本製固体コンデンサを採用するなどし、高い安定性と耐久性をうたっている。フロントUSB 3.0や、SATA/eSATA 6Gbpsポートを合計8ポート使用できるなど、最新インタフェースの充実も特徴だ。
890GX Pro3はパフォーマンスモデルの上位モデルで、USB 3.0、SATA 6Gbps、CrossFireXなどに対応した、最新トレンドを押さえたつくりになっている。また、固体コンデンサを100%使用した耐久性も重視した設計となっている。
880G Pro3はパフォーマンスモデルの下位モデルで、基本的には890GX Pro3と同等の構成。両者の違いは、チップセット内蔵グラフィック機能の性能だけとなる。
880GMH/U3S3はマイクロATXマザーボードのメインストリームモデルで、低価格ながら、100%固体コンデンサを使用し、USB 3.0とSATA 6Gbpsを搭載している。さらにチップセットのSATA/eSATA 3Gbpsポートをあわせると、マイクロATXながら8つのSATAドライブを搭載でき、拡張性の高さが魅力だ。