ここ最近になり、米GoogleがAndroid搭載タブレットのリファレンスモデルとなる「Nexus Tablet」のリリース準備を進めているという噂が広がっている。それらによれば、Nexus TabletはAndroid 3.1を搭載する初の端末となり、製造はLGが担当するという。登場時期は今年2011年の夏半ばごろを見込んでおり、今年後半に向けて市場を賑わせることになりそうだ。
Blogメディアを中心にこれら噂が広がっているが、GizmoCrunchやAndroid Communityなどの話を総合すれば、Nexus TabletはAndroid 3.x "Honeycomb"をベースとしたものになるようだ。ただ製造がLGとなっている以外、その正式名称やスペックなどについてはほとんど語られていない。バージョン番号なども不明で、タブレットとスマートフォンの両系統のOSが統合されると噂のある"Ice Cream Sandwich"の登場時期が今年夏以降だとみられていることを考えれば、Honeycombと同等、あるいはマイナーアップデート版のOSになる可能性が高い。そのため、機能的にも現状のMotorola Xoomなどの既存モデルのものを踏襲するとみられ、リファレンスモデルという点以外で特徴的な部分はなさそうだ。
ユーザーや開発者側としてはむしろ、Honeycomb自身のアップデート動向のほか、前述のスマートフォンとのOS統合のロードマップの部分が気になるとみられる。このNexus Tabletの発表前とみられる5月初旬にはGoogleの開発者カンファレンス「Google I/O」の実施が予定されており、こうしたロードマップに関するアナウンスが期待される。