米Appleは3月28日 (現地時間)、開発者カンファレンス「Worldwide Developers Conference (WWDC) 2011」を6月6日-10日の日程で開催すると発表した。会場は米カリフォルニア州サンフランシスコのMoscone West。「5日間にわたる今年のカンファレンスで、AppleはiOSとMac OSの未来を披露する」としている。チケット価格は1,599ドルだ。
iPad発売後に開催された昨年のWWDCは全体的にiOS寄りの内容になったが、夏にMac OS X Lionの登場を控えた今年はMac OS XがWWDCの主役の1つになりそうだ。Lionの詳細の公開、開発者向けプログラムやリリース・スケジュールの発表などが期待される。iOSに関しても今年は昨年や一昨年と新版リリースのタイミングが異なると言われており、Androidが躍進する中、同社が次にどのような一手を繰り出すかに注目が集まる。
今年の技術トラックは「アプリケーションフレームワーク (UIKit、Core Location、Core Motion、EventKit、In-App Purchaseなど)」「グラフィックス/メディア/ゲーム」「開発ツール」「インターネット&Web」「Core OS」の5つのカテゴリーで、合計100以上のセッションが行われる。また、昨年iOSアプリのみだったApple Design Awardsに、今年はMacアプリケーションが復活した。
WWDCは基調講演で幕を開けるのが恒例だが、28日時点で基調講演に関する情報は明らかにされていない。昨年AppleはWWDCの基調講演でiPhone 4を発表、FaceTimeのデモを初披露した。