日本Androidの会 横浜支部は3月26日、横浜市内で第6回定例会を開催した。同イベントでは、最新のAndroid端末のタッチ&トライや、Androidに関するプレゼンテーション、書籍著者によるサイン会などが行われた。
タッチ&トライで用意されたAndroid端末は、米KYOCERAが本年4月に北米市場で発売する「KYOCERA Echo」と、シャープの2011年春モデル「GALAPAGOS 005SH」「IS05」の計3機種。京セラとシャープの担当者がプレゼンテーションを行い、端末の特徴や今後の取り組みなどについて語った。
タッチ&トライのコーナーでは、まず京セラの担当者が登壇し、KYOCERA Echoについて説明した。KYOCERA Echoの一番の特徴は、ディスプレイが2画面あるという点。特許出願中の「ピボットヒンジ」というちょうつがいで、2枚の3.5インチWVGAタッチスクリーンをつないでいる。2枚のタッチスクリーンは、大きくわけて4通りの使い方がある。端末を閉じた状態である「シングル・スクリーンモード」では、1画面のタッチスクリーンで電話を掛けるなどの簡単な操作ができる。
また、「サイマル・タスク・モード」では、2画面で別々のアプリを起動することが可能。「機能アシストモード」は、1画面をメインディスプレイとして、もう1画面でキーボードなどを表示するモード。そして、「タブレットモード」では、2枚のディスプレイをつなげて、大画面で地図などを表示できる。
OSはAndroid 2.2を採用。実際にタッチ&トライをしてみて、それぞれの画面にハードウェアキーが配置されているのがわかった。なお、サイマル・タスクモードに切り替えるには、両画面を同時にタッチすれば良い。
続いて、シャープの担当者が登壇し、すでに発売されているGALAPAGOS 005SHとIS05の解説を行った。ソフトバンクモバイルが発売するGALAPAGOS 005SHは、スライド型のQWERTYキーボードを搭載しているのが特徴。Twitterやメールなど文字を打つ機会の多い人に向いている端末だ。また、3Dにも対応している。
KDDIのIS05は、コンパクトなサイズが魅力のスマートフォン。手の小さい女性でも持ちやすいサイズとなっている。また、インカメラを搭載していて、鏡のように使ったり、ビデオチャットなども利用可能だ。両機種とも、ワンセグやおサイフケータイ、赤外線通信といった日本ではおなじみの機能を搭載している。
これら2機種を含む春モデルから新たに加わった機能として、起動中のアプリを一括終了できるボタンや、電源キーとホームキーを同時に押すと画面ショットが撮れる機能などが紹介された。また、バッテッリーの持ち時間に影響するアプリを発見するツールを公開予定であることや、赤外線リモコンのAPIを試験公開していることを説明した。
イベントではその他にも、無線LANのアクセスポイントの情報からGPS機能の補完を行うKoozyt社の「PlaceEngine」などのプレゼンテーションが行われた。また、Android関連書籍の著者によるサイン会も開催された。なお、会場では、東北地方太平洋沖地震の募金が行われていた。