米Googleは3月24日(現地時間)、「In-App Billing on Android Market」の開発者向けプレビューの提供を開始した。In-App Billingとはアプリ内課金のことで、ゲームやコンテンツなど、ユーザーがアプリ内から追加購入が可能となる。AppleのApp Storeでは「In-App Purchase」の名称ですでに同種のサービスの提供が開始されている。将来的にコンテンツ事業者の収益を増やす源泉として注目されており、来週の正式ローンチを前にまず開発者にテスト環境が提供された形だ。

In-App Billingのカタログ

In-App Billingは2月初旬にAndroid 3.0 "Honeycomb"が正式発表された際に機能プレビューが行われており、同四半期(1-3月期)でのサービス開始が約束されていた。Googleによれば同機能の正式デビューは来週になるが、その前に開発者がフルで自身のアプリをテストする環境を用意したのが今回の趣旨となる。In-App Billingに対応したアプリのアップロードのほか、Android Market上にIn-App Billingで購入可能な商品カタログを配置することができる。現在はテストフェーズの段階であり、ここでアップロードされたアプリやカタログは正式ローンチまでは一般公開されず、Developer Console上から確認できるのみとなる。詳細についてはAndroid DeveloperのBlogページのリンクを参照してほしい