ノルウェーのOperaは3月22日(現地時間)、同社モバイルブラウザの新版にあたる「Opera Mini 6」「Opera Mobile 11」を発表した。従来からの強化点は、スクロールやズーム動作がよりスムーズになったことが挙げられる。新機能としてはマルチタッチ操作によるピンチズームへの対応のほか、「Sharing」と呼ばれるSNS連携の強化、タブレットUIへの最適化などが挙げられる。

Opera Mini 6とOpera Mobile 11

前述のようにFacebookやTwitterなどへの直接投稿が容易になったSharing機能のほか、タブレットUIへの最適化が行われているのが新バージョンでの特徴。サンプル画像ではAndroid 3.0 "Honeycomb"搭載のMotorola Xoomをベースにした紹介が行われており、タブレットの広い画面を活かした操作メニューが用意され、画面のレンダリング処理とともに視認性や操作性が向上している。なおMiniとMobileの違いだが、Mobileは標準のOperaブラウザをモバイル端末向けに最適化したもので、Miniはさらに非力な端末向けにレンダリング処理をサーバ側で実施し、小型画面に最適化された(転送容量の少ない)小データのページ情報をサーバからダウンロードする形態を採っている点で異なる。Miniは基本的にJ2ME上で動作するよう作られているため、Java実行環境を持つ携帯端末であればほぼ動作する。

タブレットに最適化されたUIを搭載する

対応プラットフォームはOpera Mini 6がJ2MEプラットフォームのほか、Android、BlackBerry、Symbian/S60、Opera Mobile 11がAndroid、Symbian、Windows 7 (Labs Release)、MeeGo/Maemo (Labs Realease)となっている。ダウンロードはOperaのモバイルサイトを参照のこと。