米NVIDIAは3月15日(現地時間)、ミドルクラスのデスクトップ向けGPU「GeForce GTX 550 Ti」を発表した。モデル名が500番台のGeForce GPUとしては、GTX 580/GTX 570/GTX 560 Tiに続く製品。市場投入は即日、カードベンダ各社の製品が順次発売開始され、搭載カードの米国市場における参考価格は149ドル。

「GeForce GTX 550 Ti」

主な仕様は、コアの製造プロセスルールは40nmで、トランジスタ数は11億7千万個。CUDA Core数(SP数)は192基、Texture Unit数は32基、ROP数は24基。コアクロックは900MHz、シェーダクロックは1800MHz。メモリタイプはGDDR5、動作クロックは1025MHz(データレート4100MHz)、メモリインタフェース幅は192bitで、メモリ容量は1024MBだ。カード単位の消費電力は最大116Wで、補助電源コネクタは6ピン×1。映像出力端子はDual Link DVI-I×2、Mini HDMI(1.4a)×1。

■主な製品との仕様比較
GPU GTX 550 Ti GTX 560 Ti GTX 460 1024MB版 GTS 450
プロセス 40nm 40nm 40nm 40nm
トランジスタ 11億7千万個 19億5千万個 19億5千万個 11億7千万個
CUDA Core 192基 384基 336基 192基
Texture Unit 32基 64基 56基 32基
ROP 24基 32基 32基 16基
コアクロック 900MHz 822MHz 675MHz 783MHz
シェーダクロック 1800MHz 1644MHz 1350MHz 1566MHz
メモリタイプ GDDR5 1024MB GDDR5 1024MB GDDR5 1024MB GDDR5 1024MB
メモリ接続バス幅 192bit 256bit 256bit 128bit
メモリクロック 1025MHz 1002MHz 900MHz 902MHz
公称最大消費電力 116W 170W 160W 106W
発表時参考価格 149ドル 249ドル 229ドル 129ドル