ペンタックス(HOYA)は17日、本体前面デザインを着せ替え用シートの交換によって自由に変更できる軽量コンパクトデジタルカメラ「PENTAX Optio RS1500」を4月14日に発売すると発表した。価格はオープンで、推定市場価格は1万2,000円前後。同社は、東北地方太平洋沖地震の影響が残るなかで、少しでもポジティブなニュースを発信していこうと判断し、今回の発表に踏み切ったとのこと。
同製品は、「PENTAX Optio RS1000」の後継機種。今回は、ボディ前面の着せ替え用シートの装着や交換が専用工具を使わずに行えるようになり、シートを固定するために新採用されたレンズリングも、ブラックとオレンジの2色から選択できる。付属する着せ替え用シートは、従来の3種類から10種類へとバリエーションを増やしている。さらに、同社Webサイトにて提供が予定されている専用デザインソフトを利用して、オリジナルデザインに仕上げることも可能とのこと。
カメラの機能は前モデルを踏襲し、撮像素子に有効画素数1,400万画素の1/2.33型CCDを、レンズに35ミリ判換算で約27.5~110mm相当の光学4倍ズーム(F値 : F3.2~F5.9)を搭載。そのほか、トイカメラやレトロなど全9種類から選択できるデジタルフィルター、人物の顔を検知してピント合わせや露出設定を自動で行う「顔検出AF&AE」機能、撮影シーンに最適なモードを自動で選択する「オートピクチャー」モード、1,280×720ピクセルのHD動画に対応した動画撮影機能などを備えている。
記録メディアは約21.6MBの内蔵メモリーのほか、SD / SDHCカードに対応。突起物を含まない本体サイズは約92mm(W)×56(H)mm×22.5(D)mmで、電池とメモリーカードを含んだ重さは約127g。