ルフトハンザ ドイツ航空は15日、今回発生した東北地方太平洋沖地震を受け、成田国際空港(以下、成田)発着便の運航を当面見合わせると発表した。従来の成田発着便は、中部国際空港または関西国際空港に振り分けて運航するほか、全便が仁川空港(ソウル)に途中降機して乗務員の交代および給油を行うという。
今回の決定は、最短でも21日のドイツ発、および22日の日本発便まで継続され、それ以降のフライトスケジュールは決定次第順次発表する。成田発着便の航空券の購入者については、成田と中部空港または関西空港間の交通費を後日払い戻すとしている。フライトスケジュールの詳細は同社Webサイトまで。
このほか、エールフランス航空や大韓航空でも、発着時間の変更や臨時便の運航を決定している。 エールフランスでは、成田空港発着便の出発時刻ならびに到着時刻を変更するほか、全便を仁川空港経由での運航とする予定。
大韓航空は16日に成田 - 仁川線へ大型機(B747-400型機)の臨時便を2便運航させたほか、羽田 - 仁川便の定期便を大型機材に変更するなどして韓国人の帰国需要に対応。あわせて、日本発韓国行きの片道普通料金の値下げも行っている。