デルタ航空は16日、今回発生した東北地方太平洋沖地震を受け、被災地支援のために総額100万ドル以上の義援金およびマイル寄付などを実施すると発表した。
同社は、同社の企業寄付組織である「デルタ基金(The Delta Foundation)」を通じて、日本赤十字に25万ドル(約2,100万円)の義援金を寄付するとともに、アメリカ赤十字と共同で専用Webサイトを立ち上げ、利用者や従業員からの寄付を募集している。集まった寄付金は、アメリカ赤十字と連携している日本赤十字に送られ、被災者支援に活用する。さらに、アメリカ赤十字が支援隊や支援物資を被災地に送る際は、必要に応じて航空券や貨物スペースを無償で提供するとしている。
また、同社のマイル寄付プログラム「スカイウィッシュ」では、災害救援支援を行う国際ボランティア組織「ワールド・ビジョン・ジャパン」への寄付を募っている。集まったマイルと同じマイル数(500万マイルまで)を合わせて、マッチング・ファンドとして同組織に寄付。寄付されたマイルは、世界各国からの救援隊が来日する際の航空券に換えられ、支援活動に役立てられるという。寄付の申し込みは、Webサイトでメールにて受け付けている。
なお、日本赤十字への25万ドルの即時義援金、最大500万マイルのワールド・ビジョン・ジャパンへの寄付、従業員および利用者からの義援金の合計が100万ドルに満たない場合は、残りの現金を追加拠出し、合計100万ドルの支援規模を確保するとしている。