日新火災海上保険は10日、現在展開中の総合自動車保険「VAP」と家庭用自動車保険「HAP」の2商品を統合し、4月から新たな総合自動車保険「ユーサイド」を発売すると発表した。

同商品は、従来商品の「VAP」と「HAP」の商品コンセプトである"高品質でわかりやすい商品"をより発展させ、シンプルな補償内容を実現した総合自動車保険。ファミリーユースの傷害補償については、従来の搭乗者傷害補償保険などによる定額での補償を廃止し、実際の損害額に応じて補償する人身傷害補償保険に統一した。また、車両補償に関しては、全車種を車両価額協定保険とし、支払保険金額は保険契約時に定めた金額を限度とする補償に変更した。

加えて、自転車事故によるケガに対しても補償(特約)を提供するほか、日常生活賠償責任保険(特約)の新設や、他車種運転危険補償特約の改定を実施。また、車のトラブル時に利用できるフリーダイヤルサービス「ドライビングサポート24」に、携帯電話のGPS機能により現在地を知らせる「GPS現在地確認サービス」を追加している。

保険料水準は、2009年6月22日に損害保険料率算出機構が届出を行った参考純率改定に対応した保険料の見直しを実施し、平均約1.0%の引き上げとなっているとのこと。