NTTドコモは、4月1日よりSIMロック解除の申込み受付を開始すると発表した。あわせて、ドコモ以外のSIMロック解除端末を利用したいユーザー向けにドコモSIMカードを販売。microSIMカードに対応端末に対応した「ドコモminiUIMカード」も提供する。

ドコモでは、4月1日以降に発売するスマートフォン、フィーチャーフォンの全ての機種にSIMロック解除機能を搭載。同日よりSIMロック解除の申込み受付を開始する。

1月28日の決算発表や2月24日の新製品発表会で山田隆持社長が説明した通り、端末はSIMロック状態で販売される。ロックを解除する場合はユーザーがドコモショップで申し込み、他社のSIMカードを利用した場合iモードやspモードが使えなくなるといった重要事項の説明を経て、SIMロック解除を実施するという流れになる。その際、SIMロック解除手数料3,150円が発生する。

また、ドコモ以外の通信事業者などのSIMロック解除端末にドコモのSIMカードを挿入して利用したいユーザーには、サービスや機能が制限される場合があることや利用料金を説明した上で、ドコモSIMカード(FOMAカード/ドコモUIMカード)を提供する。加入した料金プランとは別に契約事務手数料3,150円が発生する。

他社のSIMロック解除端末をドコモSIMカードで利用する場合の各種料金プラン、割引サービスなどは、ドコモブランド端末と同様の料金体系となる。テザリング非対応であることがドコモで確認できた端末については、総合プランを契約し、パケット定額サービスに加入し、指定のアクセスポイント(APN)を設定することでパケット通信料の上限額は5,460円もしくは5,985円にすることができる。ドコモでテザリング非対応と確認できた端末はWebサイトで告知される。その他の端末のパケット通信料の上限額は10,395円となる。

なお、定額データプランを契約した場合はテザリング対応可否にかかわらず、指定のアクセスポイント(APN)を設定すれば、利用料金の上限額は5,460円もしくは5,985円となる。