ジェイアイエヌが展開する機能性サングラスブランド「spectre JINS(スペクトル ジンズ)」の日本1号店が10日、東京・六本木ヒルズにオープンした。これに先立ち、9日には店舗内覧会とプレス向け発表会も行われた。

「spectre JINS 六本木ヒルズ店」のオープン前日には店舗内覧会が行われ、多くの報道陣や関係者が店舗を訪れた

アイウエアブランド「JINS」の新業態として誕生した同ブランドは、高性能次世代マテリアルレンズ「NXT」を使用した高機能サングラスを、3,990円 / 5,990円 / 7,990円 / 9,990円の4プライス(レンズ代込)で展開していく。

その旗艦店となる「spectre JINS 六本木ヒルズ店」は、「アイウエアの"劇場"」をコンセプトとしたフロア構成に。JINSのスタジアム・トレイを活用し、オペラ劇場のように優美なカーブを描いたディスプレイが特徴で、常時600種類以上と豊富なバリエーションのサングラスを用意するとのこと。

新店舗では、豊富なデザインとカラーバリエーションを誇る高機能サングラスをリーズナブルな価格で展開する。内覧会では商品を手に取り、試着する人も多く見られた

オープン前日のプレス向け発表会では、ジェイアイエヌ代表取締役社長、田中仁氏が、新ブランドの立ち上げに至る経緯を語った。

プレス向け発表会では、ゲストに森泉さん(写真左)が登場。ジェイアイエヌ代表取締役社長の田中仁氏(同右)と、サングラスについてトークを繰り広げた

「日本人は黒目で紫外線に強いと言われるが、実際は白内障、角膜炎、翼状片をはじめ、紫外線の脅威にさらされている。我々は『日本人の眼を守るプロジェクト』を発足させ、『スペクトル ジンズ』はその第1弾となる」と田中氏は述べた上で、高緯度地域のレイキャビク(アイスランド)において、白内障の所見率が低いことを指摘。「現地では子供の頃からサングラスをかける習慣があり、紫外線から眼を守っていることが要因とされている」と説明した。

レンズに使用する「NXT」については、「99.99%と非常に高い紫外線カット率を誇る上に、米陸軍の防弾プロテクターから生まれたレンズなので、耐衝撃性にも優れている」と田中氏。メーカーのインテルカスト社(イタリア)で行われた実験にも触れ、「1mの距離から銃弾を打ち込む場面を実際に見たが、通常のレンズは粉々になったのに、『NXT』だと跡がわかる程度。まさに『世界最強・最高品質』と言えるのではないか」とコメントした。

発表会では、モデルでタレントの森泉さんとのトークセッションも行われた。「普段は紫外線を気にしないけど、『眼も日焼けする』と言われるし、仕事でライトを浴びることも多いので、気にしたほうがいいのかも……」と話す森さんに、田中氏がサングラスの重要性を説明する場面も。

田中氏は将来的な展望として、「『サングラスやメガネをかけていない人は日本中にいない』というくらいの文化を作り出したい」と力説していた。

田中氏による説明では、眼を守るアイテムとしてのサングラスの重要性や、「NXT」の強靭さを裏づけるデータも紹介された

「spectre JINS 六本木ヒルズ店」の営業時間は11:00~21:00。なお、12日には2店舗目の「spectre JINS 梅田エスト店」が大阪・梅田にオープンする。