日本Androidの会は3月7日、立教大学池袋キャンパスで2011年3月の定例イベントを開催した。同イベントでは「GALAPAGOS 005SH」や「htc EVO WiMAX ISW11HT」など最新のAndroidスマートフォンを実際に試すことができた。
今回用意されたAndroid端末は、シャープが2011年春モデルとして提供する「GALAPAGOS 005SH」「IS05」、KDDIが2月28に発表した新端末「htc EVO WiMAX ISW11HT」「MOTOROLA XOOM Wi-Fi TBi11M」の4機種。シャープ、KDDIの担当者がそれぞれ登壇し、端末の特徴を解説。来場者は解説を聞きながら端末の使用感を確かめることができた。
まず、シャープの担当者が登壇し、GALAPAGOS 005SHとIS05について説明した。GALAPAGOS 005SHは、3D表示に対応した約3.8インチWVGAディスプレイとフルキーボードを搭載したスライド型のスマートフォン。OSはAndroid 2.2を採用し、タッチ操作やコミュニケーション情報を記憶して自動的にカスタマイズする独自UI「TapFlow UI」を搭載する。このほか800万画素のCMOSカメラ、ワンセグ、おサイフケータイ、GPS、Wi-Fi(IEEE 802.11 b/g)、Bluetooth 2.1+EDR、赤外線通信などに対応。
IS05は、約 112(W)×55(H)×14(D)mmとコンパクトサイズを実現したスマートフォン。ディスプレイサイズは約3.4インチフルワイドVGA、機能面では、ワンセグ、おサイフケータイ、「~@ezweb.ne.jp」のEメールなど、日本の携帯電話の定番機能に対応する。OSはAndroid 2.2を採用。
続いて、2010年秋冬モデルとして提供するスマートフォンに新たに追加した機能として、タスクマネージャー画面に追加された起動中アプリ一括終了ボタン、画面キャプチャ機能などを紹介。さらに2011年春モデルにおける取り組みとして、バッテッリーに影響するアプリを発見するツールと赤外線リモコンのAPIを公開予定であることをアナウンスした。
次に、KDDIの担当者が2月28に発表された新端末「htc EVO WiMAX ISW11HT」「MOTOROLA XOOM Wi-Fi TBi11M」の紹介を行った。htc EVO WiMAX ISW11HTは、約4.3インチWVGA液晶を搭載したスマートフォンで、CDMA 1x EV-DO Rev.A(CDMA 1X WIN)とWiMAX通信に対応。Wi-Fi/USBテザリング機能も備え、最大8台まで無線LAN対応機器を接続できる。
MOTOROLA XOOM Wi-Fi TBi11Mは、10.1インチディスプレイを搭載したタブレット端末。タブレット向けに設計・最適化されたAndroid 3.0をOSに採用したほか、デュアルコアチップ「NVIDIA Tegra 2」を搭載。動画再生やWebブラウジングを快適に楽しめる。
続いて日本Androidの会の各支部で行ったタッチ&トライや日経BP社が主催する「Android Application Award」への参画などKDDIが行う開発者支援活動についても説明があった。このほか、auかんたん決済への対応などauスマートフォン向けアプリマーケット「au one Market」をより使いやすくするための取り組みについても紹介した。
同イベントではこのほか、パイオニアが取り組んでいるAndroidサイクルコンピュータの紹介、2月14日から17日までスペイン・バルセロナで開催されたMobile World Congress(MWC)2011の現地レポートなど様々なセッションが行われた。当日のプログラムや今後の活動は日本androidの会のWebサイトで確認可能だ。