19日より、発科展実行委員が主催する展覧会「発科展 ―早稲田大学芸術学校空間映像科 閉科展―」が竜宮美術旅館(横浜・日ノ出町)にて開催される。開催期間は3月27日までで、会期中は無休。

追記:本イベントは、東北地方太平洋沖地震発生に伴い、余震および交通機関の混乱が予想されることから、安全を考慮し無期延期となりました。

「発科展 ―早稲田大学芸術学校空間映像科 閉科展―」
参加作家は、蔵真墨氏(写真家)、佐藤華連氏(写真家・2010年写真新世紀グランプリ受賞)、篠原俊之氏(ギャラリスト)、鷹野隆大氏(写真家)、松野良則氏(写真家)、渡部眞氏(映像監督)、藪野健氏(画家)ほか卒業生・講師有志ら計45名

今回の展覧会は、2011年3月をもって閉科となる、写真や映像を学ぶ夜間の専門学校「早稲田大学芸術学校 空間映像科」の有終の美を"表現"で締めくくろうと、卒業生が自発的に集まり、企画されたもの。「科が"廃"止になるけれど、学びの場"广"が無くなるからこそ、新たな出"発"をしよう」という想いが、「発科展」というタイトルに込められているという。

出展する在校生・卒業生・講師有志は、若手写真家・ギャラリスト・映画撮影監督・木村伊兵衛賞受賞作家・現役看護士・主婦らそれぞれの「今」を過ごしている計45人。元旅館を改装した竜宮美術旅館を会場とし、写真・絵画・インスタレーション・映像など、多彩な作品が展示される。

なお、3月20日18時からはレセプションパーティーを実施。このほか会期中は、画家の薮野健氏、作家の井上明久氏によるワークショップ「野毛を歩く」、批評家・竹内万里子氏と写真家・鷹野隆大氏によるトークショー「写真のバカやろう!」などの関連イベントも実施予定となっている。展示・イベントの詳細は公式サイトにて確認可能だ。