独り暮らしを繰り返し、結局は気楽な実家暮らしを送っていた三十代独身女のワタクシ。最近20年来の友人とルームシェアをはじめたものの、まだ開封していない段ボールが積まれるなか、ホウキと雑巾片手に床を這いずり回る日々……そう。この家には未だ、掃除機がなかったのです。
片付けるのは不得手だけれど、アレルギー体質のためホコリはさらに不得手な性分。実家暮らしのときには、ちょっとホコリをみつけてはコンセントにつないで掃除機をかけていた。でも……そう。この家には未だ、掃除機が……ああッ! 早く掃除機をかけたい! ギュイーンって吸ってもらいたい、ほら、そこにホコリがああぁぁがっ!! と失神寸前だった矢先、出逢ったのがダイソンのスティック型コードレスクリーナー「Dyson Digital Slim DC35 マルチフロア」。
ダイソンの掃除機というと「吸引力の変わらないただ一つの掃除機」というCMの台詞の通り「吸引力はすごい」……けれど「大きくて重いんじゃないのー?」といった印象。かつ冷蔵庫や洗濯機も新調した手前、財布の中身的にも相談しかねるという状況。
こりゃ実家はともかく、ルームシェアな2LDKでは収納する場所もなし。吸引力は魅力的だけどダイソンには手が出せませんな。暫くはホウキと雑巾で地道に這いずり回るしかないのかね……と半ば諦めかけていた。が! 今回ダイソンから登場した「DC35」は、他社製の軽量コードレスクリーナーと比べると2倍の吸引力でありながらも、アラ? 思ったよりもコンパクト? しかもそして他のダイソン製品に比べると、お求めやすい価格……これってカナリ好いんじゃないの?
より価格も手頃なハンディクリーナー「DC34 モーターヘッド」(ダイソンオンラインストア限定モデルも発売されている)にも心惹かれたが、フローリングと畳の部屋の隅々掃除までしたい! というわけで、DC35に決定!
新しいカーボンファイバーブラシと、ウレシイ仲間たち
このダイソンのDC35、フローリングのホコリをより多く取り除くために開発されたという、きめ細かいカーボンファイバーブラシが特長のひとつ。赤いナイロンブラシは、カーペットや畳などから最大限にゴミを取り除くようにデザインされており、ベロア素材の緩衝材(紫の部分)は床や家具、壁を傷から守ってくれるらしい! うれしい!
フローリングはもちろん、あらゆるタイプに使えるというのは畳部屋の住人としてはありがたい限り。そして付属している3種類のノズルも、これがまた働き者なわけ。
そうそうこのDC35ってば「ダイソンデジタルモーター」というモーターを搭載しており、従来のモーターに比べると、より少ないエネルギーで効率よく作動&よりパワフルな吸引力になっているんだとか。新型モーターは最高10万4,000rpmで回転……といわれてもピンとこないけれど、この速度は従来型モーターの約3倍、F1レーシングカーの約5倍、ボーイング747の約10倍の速さ! なにそれスゴい!
狭いところも高いところも、スイスイお掃除
ロングパイプを取りつけてスティッククリーナーとしてフローリングや畳の床掃除、また家具の隙間、窓のサッシなどはノズルを付け替えてハンディクリーナーとして"ちょい掃除"。2LDKの家ならば、DC35一台でありとあらゆるところを掃除できちゃうな。
ちなみに、実家(一軒家)にはもちろん掃除機があるけれど、コンセントを付け替え掃除機かついで階段を1階から2階へ、えっちらおっちらのぼって……のスタイル。そろそろ老齢にさしかかる母親には辛そうだ。この吸引力、運転時間、そして扱いやすさを判断すると、実家のサブ機としてもDC35はいいんじゃないかしらん。
さらに、軽量アルミニウムパイプだから痒いところ……ならぬ、高いところにも手が届く! 2.22kgという重量は、ちょっと女性の細腕(※自分のたくましい二の腕除く)ではキツいかもなぁと思ったけれど、慣れてくるとさほど気にならない。
洗濯物のちょい干しに最適な和室のコノ部分、結構ホコリが溜まるんだよねぇ……軽さと頑丈さを追求するため外側をアルミ、内側をプラスチックとし、軽量化のためアルミ素材を極限まで薄くしたというパイプ |
付属のミニモーターヘッドに付け替えると、布団やソファーといった類いにも効果を発揮する。この場合は強モードではなく通常モードのほうがよさそうだ |
それよりもホコリの溜まりがちな天袋の隙間やエアコンの上など、年に一度の大掃除ではなく日常の掃除の延長でやってしまおう! という気になるのはありがたいし、ワタクシのようなズボラな人間にはうってつけなのよね。……収納方法も"ダイソン流!" 新デザインのブラケットとは?