プルデンシャル・ファイナンシャルは2日、日本の保険子会社であるジブラルタ生命保険の代表取締役社長兼最高経営責任者の倉重光雄氏が、5月1日付けでプルデンシャル保険事業の最高経営責任者に就任すると発表した。倉重氏は、引き続きジブラルタ生命保険の代表取締役社長兼最高経営責任者も務める。

これに伴い、現エグゼクティブ・バイス・プレジデント兼プルデンシャル・インターナショナル・インシュアランス共同社長で、日本におけるプルデンシャルのカントリーヘッドである前田一雄氏は、4月30日付で職務を退任する。

プルデンシャル・ファイナンシャル国際部門最高執行責任者のエド・ベアード氏は、「我々は日本で一流の生命保険会社グループになることを目指しており、倉重は日本のプルデンシャル・グループを導くリーダーとして適任だと考えています」とコメントしている。

倉重氏は、1991年にプルデンシャル生命保険に入社し、最高財務責任者やチーフ・アクチュアリーを歴任。2001年にプルデンシャル・ファイナンシャルが破綻した協栄生命(現ジブラルタ生命)を買収した時には、同社の更正において重要な役割を果たし、2006年に現職であるジブラルタ生命保険代表取締役社長兼最高経営責任者に任命された。