ペンタックス(HOYA)は3日、高画質画像を簡単・キレイに撮影できる基本性能を備えつつ、外装素材や各部仕上げなどのデザインにこだわったデジタルカメラ「PENTAX Optio S1」を26日に発売すると発表した。価格はオープンで、推定市場価格は1万円台後半。

「PENTAX Optio S1」カラーは左から、クローム、ブラック、グリーン

同製品は、細部まで徹底的にこだわったデザインを採用したことで、撮る楽しみに加えて持つ喜びも味わえるというコンパクトデジタルカメラ。ボディの外装には質感の高いアルミ合金を使用し、製品名称はレーザー彫刻によって刻印されている。さらに、クロームカラーのモデルには鏡面仕上げのメッキ加工を、ブラックとグリーンカラーのモデルにはそれぞれ質感の異なる光沢塗装が施され、レンズ鏡筒もボディカラーに合わせた配色を行うことで、個性豊かなカラーバリエーションを実現。

性能面では、手のひらにおさまる小型軽量ボディに、有効画素数約1,400万画素の1/2.3型CCDと35ミリ判換算で約28~140mm相当(F値はF3.9~F5.7)の光学5倍ズームレンズを搭載。光学ズームと同等の画質を維持したままで画像を拡大できるインテリジェントズーム機能を使用すれば、最大で約33.5倍相当の高倍率ズーム撮影も可能。

手ぶれ軽減機能として、シャッタースピード換算で最大約3段分の補正効果が得られる「撮像素子(CCD)シフト式手ぶれ補正」、自動的に最高ISO6400まで感度を変更してぶれが起きにくいシャッタースピードで撮影を行う「高感度モード」、動画撮影時専用の電子式手ぶれ軽減機能「Movie SR」を搭載している。

動画撮影機能は、1,280×720ピクセルで約30fpsのHD動画に対応。本体背面の動画撮影ボタンを押すだけで、どんなモードを利用している最中でも動画撮影を開始できる。

モニターは約23万ドットの2.7型液晶を搭載

そのほか、被写体の状況を判断して最も適した撮影モードを自動的選択する「オートピクチャー」モード、人物の顔を検知してピント合わせと露出設定を自動で行う「顔検出AF&AE」機能、トイカメラやレトロ風などの加工処理が施せる「デジタルフィルター」機能などを搭載。

記録メディアは約42.7MBの内蔵メモリーのほか、SD / SDHC / SDXCカードに対応。突起物を含まない本体サイズは90.5(W)mm×54.5(H)mm×20.5(D)mmで、電池とメモリーカードを含んだ重さは約126g。