花粉症シーズン真っ只中。マスク姿のビジネスマンが年々増えていく感じがするが、子どもの世界でも花粉症は大変なことになっているようだ。大王製紙がこのほど行った「子どもの花粉症に関する意識調査」によると、15歳以下の子どもの40.6%に花粉症の疑いがあり、81.3%が9歳までに発症しているという。
同調査は2月10日、全国の15歳以下の子どもを持つ母親を対象にインターネット上で実施。サンプル数は1,000。
母親に子どもの花粉症について聞いたところ、「花粉症である」とした母親は21.5%で、「たぶん花粉症である」は19.1%。合わせて40.6%の子どもに花粉症の疑いがあることが分かった。また、子どもに花粉症の疑いがあるとした母親に、その発症時期を聞いたところ、「0~3歳」が26.1%、「4~6歳」が33.0%、「7~9歳」が22.2%で、9歳以下で発症した子どもは81.3%を占めていた。
「改善してあげたい花粉症」については「鼻みず・鼻づまり」が89.4%でトップ。「くしゃみ」は41.6%、「目のかゆみ・充血」は44.8%となっている。
ところで「正しい鼻のかみ方」を知っているだろうか。同調査では、「やべ耳鼻咽喉科」(東京都中央区)の矢部利江院長が指導する「正しい鼻のかみ方」をWEB上で読んでもらい「正しい鼻のかみ方ができていましたか」と質問している。「できていた」と答えた母親は全体の63.1%、同様に子どもの鼻のかみ方を検証してもらったところ「できていた」は53.5%にとどまった。つまり子どもの2人に1人は間違った鼻のかみ方をしているということになる。
矢部院長が指導する「正しい鼻のかみ方」はこちら。「両方の鼻をいっしょにかむ」「力まかせにかむ」「鼻をほる」などは「正しくない鼻のかみ方」だそうだ。子どもに正しく鼻をかんでもらうためにも、一度チェックしてみては。