3月1日にドイツのハノーバーで開幕したCeBITで、Tobii TechnologyとLenovoがアイコントロール技術を組み込んだノートPCのプロトタイプを公開している。
アイコントロールはユーザーの視線や眼の動きを読み取り、デバイス操作に結びつけるNUI(Natural User Interface)だ。PCではポイント、選択、スクロールなどに利用でき、例えばマップで注視した場所が自動的にズームアップされたり、ニュースサイトで記事を読み進めていくだけで自動的に画面がスクロールされるなど、まるでPCがユーザーの考えを理解しているようなふるまいが可能になるという。直感的なインターフェイスであり、マウス/キーボードのような既存の操作インターフェイスをより自然な方法で補完するものになるとしている。
CeBITでTobiiは他にも、サンプリングレート300Hzのアイトラッカーセット「TX300」や、モバイル用の眼鏡型のアイトラッカー「Tobii Glasses」などを披露している。