ホンダは、アコードとアコードツアラーをマイナーチェンジして発売した。従来の2.4Lモデルは装備を追加して「Type-S」として発売するほか、2Lエンジンを搭載した「20TL」を新たに追加した。価格は、249万8000円~412万2500円。ボディカラーは、新色のグラファイトラスター・メタリックを含む全5色が用意される。
新たに設定された「Type-S」は、専用セッティングのサスペンションや専用フロントグリル、ヘッドライト、フロントチンスポイラーやサイドシルガーニッシュを装着、前輪のブレーキディスクを17インチに大径化した。ヘッドライトは、ライト内のシェードの角度を変えることで1つの光源でハイ・ロービームを切り替えできるプロジェクター式ディスチャージヘッドライトを採用した。また、ルームミラーの裏側に設置したセンサーで、一定範囲内の対向車のヘッドライトや前走車のテールランプを検知し、前方に車両がいない場合にはヘッドライトを自動的にハイビームに切り替えるホンダ初のハイビームサポートシステムを採用したほか、交差点での右左折時にヘッドライトの照射範囲よりもさらに内側の路面付近を照らすアクティブコーナリングライトを採用した。そのほか、ルーフやピラーはライニングも含めて黒で統一し、赤いステッチを施したシート表皮などを採用し、スポーティテイストを追求したという。
2Lエンジンを搭載した「20TL」は、クラストップレベルの低燃費を実現した無鉛レギュラーガソリン仕様の2L i-VTECエンジンを搭載した。アコードツアラーの2L車はエコガー減税にも適合する。外観は、新デザインのフロントグリルやフロントバンパー、ヘッドライトなどを採用した。インテリアでは、インストルメントパネルを中心に、黒を基調とし、色調の異なるメタリック装飾を採用して質感を向上したという。