女優の相武紗季が23日、都内のスタジオで3月26日公開の中国映画『唐山大地震‐想い続けた32年‐』の公開アフレコ収録に臨んだ。

映画『唐山大地震‐想い続けた32年‐』の公開アフレコに臨んだ相武紗季　拡大画像を見る

『アバター』や『レッドクリフ』のオープニング成績を超え、中国で動員数の歴代最高記録を樹立した本作。中国・唐山市を舞台に、実際に起きた1976年の大地震によって運命づけられたある家族の32年間を描く。相武は、主人公ファン・ドンの声を担当。本作が実写版吹替初挑戦となる。

公開アフレコに先立ち相武は、ニュージーランドで起きた地震にの被害者に向けて「ニュージーランドの地震によって被災された皆様にお見舞い申し上げます。いまだ発見されていない方々が一刻も早く発見されますことを、被災者の皆様の生活の一日も早い復興をお祈り申し上げます｣と哀悼のメッセージを送った。

約35分にわたって行われたアフレコでは、初めての経験に「凄く難しかったですが、生身の人間の声を吹き込むことができて貴重な経験ができました」とやり切った様子。本作について「凄い迫力のある作品です。大切なものって何だろう? と考えさせられて、アフレコ中も涙が出てきてしまってこらえるのが大変でした」と話した。

兵庫県出身の相武自身も、阪神・淡路大震災を子供の頃に経験しており、「日本は地震が多いですから人事ではないですよね。自然災害が人生に及ぼすということを改めて考えさせられました。大切な方とご覧になり、人との繋がりの大切さを感じて下さい」と訴えていた。