開発者向けにPlatform Preview版の提供が行われていたAndroid 3.0 "Honeycomb"だが、同SDKの最終版の提供が開始された。Android Developers Blogの2月22日(現地時間)の投稿で報告されている。同OSを搭載した最新タブレット製品「Motorola Xoom」の米国での発売が2月24日に迫っており、その直前での正式版リリースとなった。
今回の正式版SDKリリースにあたり、開発用モジュールのバージョンがそれぞれ上げられている。まずSDK Toolsのバージョンがr9からr10になっており、ADT Plugin for Eclipseも9.0.0から10.0.0となっている。これにともないUI BuilderのUIが一部変更されているほか、Builder上でのレンダリング精度が向上している。詳細についてはBlog上のリンクを参照してほしい。またAndroid 3.0のAPI Levelが正式に11に設定され、v2.2の8、v2.3の9、v2.3.3の10といったAPI群の上位互換に位置付けられている。
また、このHoneycombを搭載した初のタブレットは米Verizon Wirelessから発売されるMotorola Xoomになる見込み。対応ネットワークはCDMA2000で、2年契約時の価格が599.99ドル、縛りなしの購入価格が799.99ドルとなる。詳細は不明だが、当初は3Gベースでのサービスが提供され、今年第2四半期にも無償で4G LTEへのアップグレードが可能だという。またAdobe Flash Playerは発売時には提供は行われず、後に無料ダウンロード形式で提供されることになるという。