キヤノンは、FAX機能とADF機能を標準で搭載したA4インクジェット複合機「PIXUS MX883」と「PIXUS MX420」を、3月上旬より発売する。価格はオープンで、店頭予想価格は「PIXUS MX883」が29,980円前後、「PIXUS MX420」が19,980円前後。
「PIXUS MX883」
スーパーG3規格のFAX機能と、最大35枚のADF機能を標準で搭載。ADFは自動両面読み取りに対応し、両面原稿の自動両面スキャン/コピー/FAX送信が可能。FAXデータをSDメモリーカードなどに保存したり、本体に記憶する送信先のアドレス情報などをPCから編集できるほか、FAX誤送信防止や迷惑FAX受信拒否といったセキュリティ機能を持つ。
操作パネルには3.0型液晶を採用し、動作モードによってボタンやキー表示が変わる「デュアルファンクションパネル」を搭載した。
プリンタ部分の主な仕様は、インクが染料CMYBkと顔料Bkの全5色(独立カートリッジ)、最高解像度が9,600×2,400dpi、最小インクドロップが1ピコリットル、ノズル数が計4,608ノズル。印刷速度はA4普通紙カラーで約9.3ipm、A4普通紙モノクロで約12.5ipm。
スキャナ部分の読み取りセンサーは光学2,400dpiのCISで、給紙は最大150枚の前面カセットと同じく最大150枚の後トレイ。自動両面印刷ユニットや、各種メディアに対応したメモリカードスロット、USBメモリとPictBridgeに対応したUSBポートも備える。
インタフェースは、USB 2.0、10BASE-T/100BASE-TX対応有線LAN、IEEE802.11b/g/n対応無線LANで、iPhone/iPad/iPod touchやAndroid端末からワイヤレス印刷することもできる。本体サイズはW491×D448×H218mm、重量は約11.7kg。
「PIXUS MX420」
スーパーG3規格のFAX機能と、最大30枚のADF機能を標準で搭載。ADFは片面読み取りとなり、自動両面印刷ユニットや前面給紙カセットは持たない。FAXデータの各種メモリカード保存や、アドレス情報などをPCから編集する機能は搭載する。
プリンタ部分の主な仕様は、インクが染料CMY(3色一体型カートリッジ)と顔料Bk、最高解像度が4,800×1,200dpi、最小インクドロップが2ピコリットル、ノズル数が計1,472ノズル。印刷速度はA4普通紙カラーで約5.0ipm、A4普通紙モノクロで約8.7ipm。スキャナ部分の読み取りセンサーは光学1,200dpiのCISで、給紙は最大100枚の後トレイ。
インタフェースは、USB 2.0、10BASE-T/100BASE-TX対応有線LAN、IEEE802.11b/g/n対応無線LANで、iPhone/iPad/iPod touchやAndroid端末からワイヤレス印刷することもできる。本体サイズはW458×D415×H198mm、重量は約8.8kg。