タニタは22日、"食べ過ぎ"であるかを手軽に判定できる健康計測機器「ダイエットチェッカー QM-300」の試作モデルを開発したと発表した。
今回開発されたQM-300は、尿中に含まれる糖分を計測する機器。糖質を過剰に摂取すると尿中に微量な糖分が排出されるという原理を応用したもので、センサー部分に尿をかけることにより、糖分の検出を5段階のアイコンと数値で表示し、"食べ過ぎ"を判定する仕組みとなっている。また、同社では"食べ過ぎ"を判定する新指標として「meal(ミール)」という単位を設定。同機器では0から1,000ミールの範囲で計測できるとしている。
同機器と新たなダイエットチェックの指標「ミール」は開発途上の技術で、製品としての実用化時期や販売価格は未定。また、試作モデルは糖分をベースに計測しているが、実際の製品化に向けては尿に含まれるさまざまな成分を計測し、これらを合わせて分析していく予定とのこと。現在は、モニター試験を通して実証データを蓄積しており、製品化に向けた開発を進めている段階だとしている。