メルセデス・ベンツ日本は、「CLSクラス」を6年ぶりにフルモデルチェンジし、2月18日より発売する。購入者への納車は6月ごろから始まる予定。価格は、「CLS 350 ブルーエフィシェンシー(BlueEFFICIENCY)が930万円、「CLS 63 AMG」が1625万円。
CLSクラスは、4ドアながらクーペのような流麗なスタイルをもつモデル。乗車定員は4名となる。今回のモデルチェンジにより、マッシブな雰囲気のボディラインやリアホイールアーチを備えたボディとなった。メルセデスの次世代のデザインアイコンとなるLEDヘッドライト、LEDテールランプも採用された。インテリアは4座独立タイプのシートや、最高級素材を使用し、贅沢な空間としている。
用意されるエンジンは2種類。「CLS 350 ブルーエフィシェンシー」には、新開発の3.5L(リッター)V型6気筒直噴エンジンが搭載される。スタート/ストップ機能(アイドリングストップ機能)を採用し、最高出力306PS(従来比+34PS)、最大トルク370Nm(従来比+20Nm)を得ながらも、14.7km/L(欧州サイクルモード)の燃費としたトランスミッションは7速AT。ハンドル位置は右左から選択できる。
CLS 63 AMGはAMGによる新開発5.5L V型8気筒直噴ツインターボエンジンを搭載。排気量をダウンしつつも最高出力525PS(従来比+11PS)、最大トルク700Nm(従来比+70Nm)を実現した。燃費は10.1km/L(欧州サイクルモード)。トランスミッションは、湿式多板クラッチを用いた「AMGスピードシフトMCT」(電子制御式7速トランスミッション)を搭載した。
安全性の面では、ヘッドライトの照射角を自動的に調整するアダプティブハイビームアシスト、ドライバーの疲労や眠気を検知して注意を促すアテンションアシスト、ドライバーの身体の移動を防ぐSRSニーバッグ、側面衝突時に腰部へのダメージを軽減するSRSぺルビスバッグなどを装備。オプションとして、夜間走行時に赤外線カメラを用いて前方を映す歩行者検知機能付きナイトビューアシストプラス、車線逸脱を検知するレーンキーピングアシストなどが用意される。