富士フイルムは17日、軽量かつコンパクトなボディで携帯性に優れ、55mmレンズを搭載した広角タイプの中判フィルムカメラ「GF670W Professional」を3月23日に発売すると発表した。価格はオープンで、推定市場価格は27万5,000円前後。
同製品は、高い描写力と優れた携帯性で高い評価を受けたという、同社中判フィルムカメラ「GF670 Professional」の広角タイプ。GF670W Professionalでは、新設計の広角55mm(35mmフィルム換算で約27mm)のEBCフジノンレンズを搭載している。
6×6cm判と6×7cm判のいずれかを選択して撮影できる画面サイズ切り替え機能を引き続き採用。また、シンプルな構造でピントや絞り調節などの操作性に優れており、正確にピントを合わせやすい二重像合致式レンジファインダーを搭載。絞り優先AEとマニュアル露出を切り換えて使用することもでき、ワイドで迫力のある写真をシャープな描写で楽しめるとのこと。
そのほかのスペックは、最短撮影距離が0.7m、絞りはF4.5~F22、使用フィルムは120 / 220ロールフィルム(ブローニーフィルム)。フィルム感度は手動セットでISO25~3200(1 / 3ステップ刻み)。サイズは178(W)mm×109(H)mm×89(D)mmで、重量は1,100g(電池別)。
また、別売オプションとして専用本革ハードケースと専用レンズフードを用意。価格はオープンで、推定市場価格はいずれも1万8,500円前後。