パナソニックは15日、「シアターバー」の新モデル「SC-HTB520-K」と、アンプスピーカーシステム「SC-HTE1」を発表した。発売は3月18日。価格はオープンで、市場価格は、SC-HTB520-Kが5万3,000円前後、SC-HTE1が2万円前後と予想される。

ワイヤレスサブウーファーの採用で、より臨場感の高い低域再生を実現したシアターバー「SC-HTB520-K」

イヤホン端子に接続する手軽な「SC-HTE1」

シアターバーは、テレビの下などに配置可能な、一体型のシアターシステム。ドルビーバーチャルスピーカーの採用で、フロントチャンネルのみで、臨場感の高いサラウンド再生を実現する。同社では、昨年6月に、シアターバーの第1弾モデル「SC-HTB50」「SC-HTB10」を発売している。両製品は、薄型テレビを壁掛け/壁よせスタイルで設置した際でもデザイン的にマッチするような薄型のキャビネットに(奥行き58mm)、デュアルドライブタイプの振動キラーサブウーファーを内蔵していた。SC-HTB520-Kでは、より迫力のある低域を実現するために、このサブウーファーを別体化し、ワイヤレス接続としたモデル。ARC/3D映像のパススルーにも対応しており、シンプルな接続を実現している。サブウーファーを別体化したことで、本体部分は従来よりも薄型の1018(W)×75(W)×44(D)mmとなった。サブウーファーのサイズは、180(W)×408(H)×306(D)mm。

サウンド効果は、同社のラックシアター/サウンドボードと同様に、「3Dサラウンド」と「明瞭ボイス」の組み合わせ。奥行き感があり、台詞などを聞きやすいサウンドを実現している。使用しているユニットは、フロントが6.5cmコーン型ウーファー×2+2.5cmセミドーム型ツイーター×2。実用最大出力は、フロントが60W×2、サブーファーが120Wの計240W。接続端子は、HDMI入出力を各1系統、光デジタル音声入力端子を1系統、装備している。

同時発表したアンプスピーカーシステム「SC-HTE1」は、テレビサイドへの設置に向いた、スリムタイプのスピーカーとアンプを組み合わせた製品。人の声を聞き取りやすくする「明瞭ボイス」を採用しているが、バーチャルサラウンドシステムは搭載していない。スピーカーは、6.5cmのフルレンジユニットを使用したバスレフ型。サイズは109(W)×341(H)×110(D)mm(スタンド込み)。アンプは、実用最大出力40Wで、サイズは200(W)×187(H)×59(D)mm。入力端子は、3.5mmステレオミニジャック×1のみで、テレビのイヤホン端子に接続して使用する。イヤホン端子の音声信号を検知して、自動的に電源のオンオフを行う「オートパワーシステム」も搭載している。