富士フイルムは14日、写真感光材料製品の一部製品の販売終了を実施すると発表した。
同社では、フォトイメージング事業の安定的な存続を図るため、構造改革を実施するなど、生産効率向上や経費節減など、懸命なコスト吸収に努めてきたが、「銀塩感材の需要減による生産コストの上昇は、企業努力の範囲を超える状況にある」と説明。対象となるのは、カラーネガ「フジカラーPREMIUM400 36枚撮 10本パック」、リバーサルフィルム「ベルビア100F 36枚撮 20本パック」、黒白フィルム「ネオパン100 ACROS 36枚撮 20本パック」など10製品で、3月に販売終了となる。
また、インスタントフィルム「ミニ(チェキ)フィルム、ワイドフィルム全品種」(ピールアパートタイプフィルム、MP(Pivi)フィルムは除く)など一部の商品では4月より、5~15%程度の値上げを予定している。