環境省は14日、「平成22年度 省エネ照明デザインアワード」のグランプリおよび優秀事例受賞施設を発表した。

平成22年度 省エネ照明デザインアワードは、CO2排出量が1990年比で約4割増加している商業施設やオフィスなどの業務部門のうち、その約2割を占める照明について、省エネ対策をより一層推進するため、優れた省エネ効果と高いデザイン性の両立を達成している施設を表彰するもの。

根津美術館は、「美術館展示照明をはじめ、建物全体のベース照明にLEDを採用し、魅力的な空間と高い省エネ性を実現した次世代型施設」と評価された

グランプリ受賞施設は、公共施設・総合施設部門では根津美術館(東京都港区)、商業施設部門では大丸大阪・梅田店(大阪市北区)、その他施設部門では東急ウェリナ大岡山(東京都渋谷区)となっている。

天井照明のALL LED化を多数のフロアで実現した世界初の百貨店である、大丸大阪・梅田店

東急ウェリナ大岡山では、「リズムに考慮した省エネ照明デザイン」にてあらたなるゆとりのシニア邸宅を実現している

また、優秀事例としては、公共施設・総合施設部門にて大林組技術研究所 本館(東京都清瀬市)、東京国際空港国際線ターミナル(東京都大田区)などが選ばれている。なお、全ての受賞施設は省エネ照明デザインアワード公式サイトにて紹介される。