楽天と楽天グループのビットワレットは14日、「おサイフケータイ」機能を搭載した従来型の携帯端末専用の両社の基幹アプリを統合し、2月16日から楽天ユーザーを対象に新たに『楽天Edyアプリ』として、順次提供を開始すると発表した。
「楽天Edyアプリ」は、無料で提供される携帯専用のアプリで、楽天ユーザーは、新アプリをダウンロードするだけで、その携帯端末でEdyを利用でき、全国25万5,000カ所以上のコンビニエンスストアやスーパー、ドラッグストアなどのEdy加盟店でショッピングができる。
また、簡単に楽天スーパーポイントを貯める設定ができ(購入金額200円につき1ポイント)、楽天市場や楽天トラベルなどで開催されるEdyのキャンペーン情報をはじめとするお得情報も閲覧可能となっている。
楽天とビットワレットは、楽天のインターネット事業を通じて築き上げた資産と、ビットワレットの電子マネー「Edy(エディ)」のサービスを通じて築き上げた資産を持ち寄り、「インターネットとリアルの融合を目指している」(両社)。楽天は、2008年7月に携帯専用「楽天アプリ」を開発し、携帯端末のEdyの利用金額に応じて楽天スーパーポイントが貯まるサービスなどを提供してきた。
一方、ビットワレットは、2004年7月から携帯専用「Edyアプリ」の提供を開始し、楽天スーパーポイントやANAのマイルなどが貯められるサービスをはじめ、「Edyアプリ」でさまざまなサービスを展開してきた。
ビットワレットが2010年1月から楽天グループ入りしたことから、「さらなるユーザーの利便性向上を目指す」とし、「楽天アプリ」と「Edyアプリ」を統合し、楽天ユーザーを対象とした新アプリを提供することにした。
なお、従来までの「楽天アプリ」を利用しているユーザーは、新アプリのダウンロードが必要。また、楽天スーパーポイント以外のポイント(マイル)を貯めている「Edyアプリ」ユーザーには、引き続き「Edyアプリ」としてサービスを提供していくという。