Sony Ericssonは2月13日 (バルセロナ時間)、初の"PlayStation Certified"スマートフォンとなる「Xperia PLAY」を発表した。OSは、Android 2.3 (Gingerbread)。PlayStation Suiteを通じて提供されるPlayStationゲームにアクセスでき、PlayStationコントローラを用いて快適にゲームをプレイできる。3月に一部地域で発売開始となり、グローバル規模に展開される予定。ローンチ時に、Sony Computer Entertainment、Electronic Arts (EA)、Gameloft、Namco Bandai Networksなど数多くのパートナーが対応ゲームを用意する。これらのゲームはAndroid Marketを通じて提供される。
Xperia PLAYの主な仕様は以下の通り。
- ディスプレイ:4インチ(480×854) マルチタッチ対応スクリーン
- プロセッサ:Snapdragon (Scorpion ARM v7:1GHz)
- グラフィックス:Adreno 205
- 内蔵メモリー:400MB
- 通信:Wi-Fi (Wi-Fiホットスポット対応)、Bluetooth
- ネットワーク:UMTS HSPA (800/850/1900/2100)、UMTS HSPA (900/2100)、GSM GPRS/EDGE (850/900/1800/1900)、CDMA2000、cdmaOne、EVDO
- その他:510万画素カメラ(オートフォーカス、タッチフォーカス、ジオタグ)、LEDフラッシュ、A-GPS、ステレオスピーカー、3.5mmオーディオジャック、microUSB、microSD (最大32GB)
- サイズ:119×62×16ミリ (175グラム)
- 付属品:microSDカード(8GB)、microUSBケーブル、ステレオヘッドセット、バッテリー、充電器
Android 2.3 Gingerbreadにより、3Dマップを含むGoogleの最新のモバイルサービスにアクセスできるなど、スマートフォンとしてXperia PLAYは携帯向けAndroidプラットフォームの最新の機能・サービスを利用できる。一方"PlayStation Certified"デバイスとしては、スライド式のPlayStationゲームコントローラを備える。方向キーとボタン、アナログ・タッチパッド×2を装備。コントローラを握ったときに人差し指が当たる部分(本体の右側面)にL/Rボタンを備える。またジェスチャーやモーションによるゲーム操作も可能であるようだ。ゲームプレイのバッテリー駆動時間は最長5時間35分となっている。
発売時に対応ゲームを提供するコンテンツパートナー:Sony Computer Entertainment、Digital Chocolate、Digital Legends、Electronic Arts、Fishlabs、Gamehouse、Gameloft、Glu Mobile、Handy Games、Namco Bandai Networks、Polarbit、PopCap、Trendy Entertainment、Unity Tecnologies
発表において、EAが「Need For Speed」「The Sims 3」「FIFA 10」、GLU Mobile/Activisionが「Guitar Hero」の提供を明らかにした。Assassin’s CreedやSplinter Cellを投入するGameloftは「デバイスのメリットを引き出す20タイトル以上を6カ月中に用意して、(Xperia PLAYの)ローンチをサポートする」としている。これらのゲームを、ユーザーはAndroid Marketplaceから入手する。GoogleでAndroidプロジェクトを率いるAndy Rubin氏は「Xperia PLAYとPlayStation Certifiedゲームは、オープンなAndroidエコシステムで可能になるイノベーションのすばらしい例だ」とコメントしている。