『ニコニコ大会議2010-11 全国ツアー』ファイナル公演レポ
■ニコニコ動画の映画製作が決定! そしてニコミュの続編も - 大会議 in 東京
■初音ミク(本物)も登場したニコニコ大会議ファイナルを"ニコ厨"目線で報告!
2月4日と5日の2日間に渡り、東京JCBホールにて「ニコニコ大会議2010-11 全国ツアー ~ありがとう100万人~ FINAL(凸)(凹)」が開催された。
ステージには約80名もの人気パフォーマーが登場した。また2日目にはボーカロイドの初音ミクと鏡音リンがCG映像でステージに登場し、観客と視聴者からも一際大きな声援が送られていた。
大会議は元々運営報告や新機能発表の場としてスタートしたイベントだが、現在ではユーザーによるライブパフォーマンスがメインの有料イベントとして開催されている。
本稿ではそんな大会議のライブパートをレポートしつつ、特に記者が注目したパフォーマーについて解説を加えていくことにする。
ニコニコ技術部がすごい!
と、その前にまずは大会議会場に展示されていた「ニコニコ漫画」や「ニコニコ技術部」の作品をご紹介しておこう。
JCBホール通路には「春原ロビンソン」や「五月病マリオ」など、人気イラストレーターの作品が多数展示されていた |
「プチプチをつぶしてみた。」で登場した、エアパッキンをつぶすためだけに作られたスーパーロボット |
ニワンゴ、でんぱくん、ニコニコテレビちゃんといったニコニコ動画のマスコットを手作りした作品 |
ミンティアのケースを利用してMP3プレーヤーを作るという驚異的な発想力と技術力を見せつけた作品 |
誰しも一度はやったことがあるゴム鉄砲を、凄まじい技術力でガトリングガンにしてしまった作品 |
「ブラック★ロックシューター」のロックカノンを1/1スケールで作成。本物の職人が本気を出すとここまでの物ができあがる |
2Daysライブを振り返る!
さて、ではいよいよ大会議ライブパートを振り返っていこう。
1日目は全体的にノリの良い楽曲が多く、熱い歌声を持つシンガーが多数出演。またチェーンソーアーティストの「ジェイソンさん」や手妻師の「藤山晃太郎」など歌以外の面での見どころもあり、非常にニコニコ動画らしいフリーダムなライブが繰り広げられていた。
手妻師の「藤山晃太郎」はニコニコ動画では「エルシャダイ演ってみた」のイーノック役として知られている |
芸能関係にも人脈を持つ彼は、今回「仏曲演奏 『法界唯心』」でニコニコユーザーを驚かせた和楽器のプロを引き連れて登場した |
逆に2日目は聴かせるバラードやラッパーたちによる息の合ったコラボなどが中心のステージ構成となっており、より正統派"音楽フェス"としての側面を強く打ち出していたように感じた。これまでよりMCが少なめだったのも、流れを断ち切らなかったという意味で正解だったと言える。
さらにはボーカロイドの初音ミクと鏡音リンがCG映像で出演するなどサプライズも満載。2日間通してもっとも盛り上がったのは、間違いなくこの初音ミク登場の瞬間だった。
まず注目したいのは、初日のトップバッターとして登場した実力派ピアニストの「ピアニート公爵」。ニコニコ動画の時報をピアノアレンジした「時報によるロマンス」のほか、中盤では代表作ともいえるアイドルマスターの名曲「蒼い鳥」を演奏した。
今回の大会議は踊り手も多数出演している(というよりも出演者の半数以上が踊り手だ)。初日の「ブラック★ロックシューター」や「Bad Apple!!」、2日目の「メランコリック」、「エアーマンが倒せない(Eurobeat)」では人気ダンサーたちが主役となり、キレのあるダンスでステージを彩っていた。それぞれが数万~百万単位の再生数を誇る人気パフォーマーばかりなので、気になった方は名前でタグ検索してみてほしい。特に「TEAM BLACK STARZ」の完成されたダンスパフォーマンスは芸術的ですらある。
もちろん大会議の主役たる歌い手も、非常に豪華なメンバーが勢ぞろいした。特に2日目のオープニングで華々しく登場した「DECO*27 feat marina」は人気ボカロ制作者でもあり、現在は柴咲コウとのコラボなど多方面で活躍している注目のアーティストだ。今回は自身のバンドを引き連れて登場し、「モザイクロール」「愛迷エレジー」「愛言葉」の3曲を披露した。
もはや大会議の常連とも言える「鋼兵」「ぽこた」「蛇足」「やまだん」「湯毛」「赤飯」「Gero」といった面々は初日に登場(蛇足は2日目にも)。加えて、先日終了したばかりのニコニコミュージカル「東方見聞録」に出演していた「野宮あゆみ」も舞台衣装で出演し、ファンを喜ばせていた。
そして忘れてはいけないのが、大会議初出演となった「やまぐちたろう」だ。ニコニコ動画では「武士語で「となりのトトロ」を歌ってみた【たろう16bit】」などのネタ動画の方が有名だが、実際にはファンクを取り入れたオリジナル曲やニコニコ生放送での即興演奏などを得意とする実力派シンガーソングライターである。
今回はエヴァンゲリオンから、「KommSusserTod~甘き死よ、来たれ~」を、[Mint]のバンド演奏と自身のピアノ演奏で弾き語り、その実力をいかんなく見せつけた。
また、福岡で行われた大会議では新サービス「ニコ生セッション♪」を使って遠隔セッションを行った「UmiNeko」と「Baguettes Ensemble」が、今回満を持して同じステージに立ち改めてセッション。これは全国ツアーファイナルならではのうまい伏線回収だ。
2日間にわたって出演し会場を盛り上げた「MARiA」や、大会議初出演ながら堂々としたパフォーマンスを見せた「Hamar」など、女性陣の活躍も見逃せない。とくに「Hamar」は「ケミーキラー」のアキラとしての化粧配信のイメージが強かったため、今回のステージはファンにとっても新鮮な体験となったのではないだろうか。
その他、まだまだたくさんの出演者がおり(なんと総数は約80名!)、残念ながら全員を紹介することはできないが、ひとまず今回の大会議の雰囲気や出演者の魅力については一通りお伝えできたのではないかと思う。
彼らが次にどんなステージを見せてくれるのか。それぞれの活動にも注目していきたい。
(写真提供/ドワンゴ)
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