2010年1月より放送されたTVアニメ『バカとテストと召喚獣』。原作ライトノベルは、最新9巻までの計12冊で累計430万部を突破するなど、高い人気を誇る本作だが、2011年放送予定のTVシリーズ第2期に先駆けてOVA『バカとテストと召喚獣 ~祭~』が展開され、2月23日に上巻、3月23日に下巻が発売となる。

2月23日に発売されるOVA『バカとテストと召喚獣 ~祭~』上巻のジャケットイメージ。左が表面で右が裏面

その発売を記念したイベント「バカ祭(フェス)」が関東と関西の2会場にて開催されたが、今回は1月30日に大阪・御堂会館で行われたイベント「バカ祭(フェス) in OSAKA」の様子を紹介しよう。

「バカ祭(フェス) in OSAKA」を開催!

開演の合図とともに、早速OVA『バカとテストと召喚獣 ~祭~』の上・下巻の映像を上映。TVシリーズ第1期に負けない、おバカで熱い内容は、会場にも十分に伝わっていたようだ。そして上映が終わり、麻生夏子の曲にあわせてまさかのイベント限定エンドロールが流れた後、宣伝担当のミスティが登場。今回は男性キャストが多いということで、男子制服を着用し、本イベントの出演者を紹介した。

今回のイベントには、姫路瑞希役の原田ひとみ、坂本雄二役の鈴木達央、土屋康太役の宮田幸季、EDアーティスト・milktubのbambooと一番星☆光が登場。なんと、bambooの頭には女性物の下着、ブ○ジャーが装着されていた……。

bamboo「おっぱいさんのです」
原田「ちょ!? 違うでしょ!? やめてーそういう嘘つくのーー!!!」

まるで、本編中に登場した常夏コンビを髣髴とさせるような、bambooの驚きの演出で出演者が騒然となったものの、その状態のままイベントは進行。

ミスティ「あれ、誰か足りないですね?」
原田「ん? 大丈夫、大丈夫! 始めましょ!!」
ミスティ「了解です! では、『バカ祭 in OSAKA]を開始したいと……」

???「ちょっと待った~~~~!!!」

その掛け声とともに登場したのは吉井明久役の下野紘だが、なんとその格好は、OVAの中で明久が着させられていたメイド服そのもの! 茶色のロングヘアにカチューシャまでつけ、見事にアキちゃん (明久が女装したときの愛称)を再現していた。

鈴木「下野さんどうしたんですか!?」
原田「うわぁ……うわぁ……」
下野「なんだよ、その冷たい目は!?」
bamboo「あんまりこっち見ないで! 惚れちゃいそうだから!」
(会場から)「きゃ~~!」
宮田「……パシャリ (※宮田が会場に持ち込んだ使い捨てカメラで撮影した音)」
下野「宮田さん、何撮ってるんですか!? てか、下から撮らないで!」

と、会場は早くもヒートアップ。来場者は、色々な意味で下野に見入っていた……。

そんな騒ぎが一段落し、全員が改めて自己紹介を実施。そして、着席後、OVAについてのトークコーナーがスタートした。

ミスティ「下野さんはやっぱりリアルを求めて、その格好でアフレコをされていたんでしょうか」
下野「そうですね~やっぱりこう、衣擦れの音とかをリアルに……てオイ! さすがにこの衣装ではなかったですが、OVAに関してもとにかく必死に頑張りました。とにかくスタジオの中も暑くなっていて、汗もだいぶかきましたね。真冬の収録だったのに、たっつん(鈴木)と二人でTシャツ姿でした」
鈴木「アフレコ終わった後に、二人で『やっと終わったな……』とほっと息をついたのを覚えています。バカテスのアフレコは本当にいつも暑いんですよね!」
原田「でも、とにかく今回はアキちゃんの登場で瑞希ちゃんの出番が奪われるんじゃないかとドキドキしました! というか、下野お母さん(バカテスのキャストの中で使われている下野の愛称)がこの格好をしてから、足元が内股になっているんです! ちょっとどうなんですか、それ!?」
下野「しょうがないだろー! なんか、勝手にうちまたになっちゃうんだよ!」
宮田「そういえば下野くんは、今日の朝、ホテルの朝食を食べにこなかったねー」
下野「一生懸命、足の毛をそってました」
鈴木「OVAの話をしましょうよ!」
宮田「そうですね。今回ムッツリーニは色々と出番がありましたが、見事なタイピングテクニックを披露しているシーンがあったんですね。僕はパソコンが苦手なんで、すごいなぁ……と思いながら映像を楽しんでいました。僕は、ムッツリーニとはそんなに似ているところはないと思うんですよね」
原田「でも、使い捨てカメラを仕込んでいるのはさすがだなと思いましたよ! 宮田さんは、いたずらっ子なときがありますよね。変な飴をもちこんだりとか……」
下野「幕張 (バカ祭 in 幕張)でイベントをやったときは、僕らを運んでくれている車の運転手さんにその飴を渡そうとするから焦りましたよ! 僕らの身の危険を感じました!!」
bamboo「僕らも飴をなめさせられたなぁ……。ちなみに、僕らも映像は見させてもらいました。相変わらずのおバカっぷりでしたね!」
下野「その頭のbambooさんには言われたくないよ」
bamboo「だめだよ、下野くん、こっち見ないで! 惚れちゃうから!」
一番星☆光「なんかもう、bambooには好きにしてくれ、って感じですね(笑)。でも、OVAは僕も楽しませていただきました。本当に賑やかな作品でしたね」

そして、せっかく大阪に来たということで、大阪トークに突入。

下野「何度かイベントで大阪には来ているけど、あまり観光っぽいことはできてなかったかもしれないですね」
鈴木「俺もライブイベントとかもあって何度か来ているんですが、あまり観光らしいことはできてないなぁ。そういう意味では、昨日の夜はバカテスのみんなで新世界のあたりで大騒ぎして楽しかったですね!」
原田「たっつんがひどかったなぁ!!」
鈴木「酔っ払って大変なことになってたのはお前だぁ!!」
bamboo「僕がみんなを案内していったんですけど、いやぁー大騒ぎでしたね。僕はそんなダメ人間な飲み会をツイッターで実況していました」
一番星☆光「俺もひどい酔っ払ってたなぁ~」
原田「なんかひどかったですね(笑)。でもbambooさんがあんなにツイッターであげていると思わなかったですよ!」
宮田「僕は残念ながらその飲み会には参加できなかったんですけど、でも大阪に到着してから、ちょっと街をブラブラしたりしましたよ!」

そんな大阪トークが繰り広げられる中、会場から下野に向けて、MMQ(萌え萌えキュンの略。ラジオ『バカとテストと召喚獣 文月学園放送部』の中で、不味い料理も美味しくなってしまうという魔法の言葉とされている)をして、との声が。そして、急遽、下野と原田がヒロインの座をかけて、スポットライトをあびながらMMQをすることに。

原田「やだー!! 絶対アキちゃんに負けるからやりたくないー!」
下野「俺だってやりたくねぇよ!!」

と、嫌がる二人を置いて、準備が整う。そして、

原田「(瑞希の声で)おいしくな~れ、萌え萌えキュン!」
下野「(アキちゃんの声で)おいしくな~れ、萌え萌えキュン!」

二人のMMQに会場からは大歓声が起こる。そして、げんなりと席に着きなおす二人の横で、なぜか自分の椅子が倒れていたため、仕方なく倒れたイスに体育座りする鈴木。

下野「お前なんでそんな可愛く座ってるんだよ!?」
鈴木「だって、なんだか椅子が倒れてたんだよ!」
ミスティ「じゃあ、そんな可愛く座ってる鈴木さんにもMMQをしていただきましょう!」
鈴木「なんだと!? ふざけるなぁ!!」

しかし、会場の熱も上がり、結局鈴木もやらされるハメに。

鈴木「(女の子っぽく)おいしくなぁれ、萌え萌えキュン!」

再び会場からは大歓声! すると、なぜか流れで宮田までやらされるハメに。

宮田「(ムッツリーニの声で)おいしくなぁれ……萌え萌えキュン……」

会場からはもちろん大歓声。結局ヒロインを判定することはできなかったが、突然のMMQコーナーは大盛況となった。そして、大盛り上がりのトークコーナーを終え、一旦出演者は全員退場。そのままmilktubのライブコーナーに突入する。まずはbambooが一人でステージに登場し、

bamboo「では、聴いて下さい。OVA『バカとテストと召喚獣 ~祭~』エンディングテーマ『月曜はキライ』」

と言った瞬間、なぜか流れてきたのは麻生夏子の「Perfect-area complete!」。戸惑うbambooだったが、見事に1サビまでを歌いきる。そして、一番星☆光が登場。

bamboo「今回はせっかくなので、この人に手伝ってもらおうと思います!」

すると、今回ダブルボーカルとして、鈴木も登場! そして今度こそ、「月曜はキライ」のライブがスタートする。スタートと同時にアキちゃん、もとい、下野と原田、宮田、ミスティも登場し、バックでコーラス部隊として参加。サビの「Monday」コールの部分では、なぜか全員で何かを手で「揉む」ような真似をし、会場が一体となっていた。

そして、そのままTVシリーズ第1期のエンディングテーマ「バカ・ゴー・ホーム」のライブもスタート。バックの4人が「B」「A」「K」「A」の紙をもって会場をさらに盛り上げ、途中でbambooと鈴木が客席に乱入するなど、会場の熱はさらにヒートアップ! 全員参加の豪華なライブとなった。そして、イベントも無事終了。ここでは最後に語られた出演者からのメッセージを紹介しておこう。

bamboo「みんなで歌ったライブは最高に楽しかったです! どうもありがとうございました」

一番星☆光「こんな会場で、バカテスファンの皆さんとライブをやれてよかったです。どうもありがとうございました」

宮田「みなさん、OVAの映像を楽しんでくださいましたでしょうか? その面白さを、10人以上の人に伝えないと、不幸になっちゃうかもしれないので、ぜひ周りの皆さんにも伝えてあげてくださいね!夏放送予定のTVシリーズ第二期もよろしくお願いします」

鈴木「bambooさんと一緒に歌えて楽しかったです! これから始まるTVシリーズ第二期はきっともっとバカで楽しいものになるんだろうなと思っています。どうぞみなさん楽しみにまっていてください」

原田「きっと、皆さんバカテスの大ファンだと思うので! 1枚といわず2枚買って、お友だちに薦めてあげてください(笑)。TVシリーズ第二期では、瑞希ちゃんがもっと明久くんと距離を縮められるといいなぁと思っています。目立つように、私もがんばります」

下野「バカテスは本当にいろんな驚きがありますが、こんなバカができる作品もあまりないと思います。TVシリーズ第二期ももっとおバカで楽しいものになると思いますので、これからも応援よろしくお願いいたします」

OVA『バカとテストと召喚獣 ~祭~』

OVA『バカとテストと召喚獣~祭~』のBlu-ray/DVDは、2011年2月23日に上巻、3月23日に下巻が発売予定。上下巻ともに本編約25分の収録で、価格はBlu-rayが6,300円、DVDが5,250円。

こちらは3月23日に発売されるOVA『バカとテストと召喚獣 ~祭~』下巻のジャケットイメージ。左が表面で右が裏面

■OVA『バカとテストと召喚獣 ~祭~』ストーリー概要
ここ文月学園では、まもなく清涼祭と呼ばれる学園祭が開催される。この学園は試験召喚戦争など特殊なシステムを採用している事もあって、毎年多くの来場者で賑わいを見せ、生徒たちもそれに応えるべく奮起して、準備に励むのであった。その頃、2年Fクラスでは――。

(C)2011 Kenji Inoue/PUBLISHED BY ENTERBRAIN, INC./バカとテストと召喚獣2製作委員会