富士フイルムは8日、5mまでの防水性能など4つのタフネス機能を備えたデジタルカメラ「FinePix XP30」を発表。3月12日に発売する。価格はオープンで、推定市場価格は2万5,000円前後。

GPS機能を搭載し、アウトドアシーンをより楽しめるようにしたタフネスモデル「FinePix XP30」

XP30は、「水深5mまでの防水」、「高さ1.5mから落としても耐えうる耐衝撃構造」、「-10℃までの耐寒性能」、「砂やほこりの侵入を防ぐ防塵」の4つのタフネス機能を備えたコンパクトデジタルカメラ。スキーやスノーボート、キャンプ、ビーチなどのアウトドアシーンでも、水・砂の浸入や落下の衝撃による故障などを気にせず使用できるのが特徴だ。

また、FinePixシリーズとして初めて、撮影と同時にその場所の位置情報(緯度・経度)を記録するGPS機能を搭載。世界の都市やランドマークの名称と位置情報約50万件のデータベースを内蔵しており、撮影画像を再生したときに、その場所の名称が表示される。さらに、位置情報を記録した画像を再生すると、現在地からその地点までの距離と方角を表示する「フォトコンパス」機能など同社独自の機能も盛り込んでいる。なお、位置情報を記録した画像をパソコンに取り込み、Googleマップに画像を表示させ、旅のルートを表示・記録することも可能だ。

オレンジ、ブルー、ホワイトの3色展開となっている

このほか、1280×720ピクセルの動画撮影機能、SNSサイトに簡単にアップロードの予約ができる「ウェブアップロード」機能、シャッターボタンを押してカメラを横方向に動かすと、最大3枚の画像が撮影され、パノラマ写真に自動で合成する「ぐるっとパノラマ」、被写体にカメラを向けるだけで、「夜景&人物」などの計6種類からシーンに合った撮影条件を設定する「シーンぴったりナビ」なども搭載する。

撮像素子は1/2.3型有効1420万画素CCD。広角28mmからの光学式5倍ズームレンズやCCDシフト式手ブレ補正機能を搭載し、レンズの開放F値はF3.9(広角)~F4.9(望遠)。本体サイズは99.2(W)×67.7(H)×23.9(D)mmで、重さは約165g(付属バッテリー、メモリーカード含む)。