パナソニックは7日、ICレコーダー「RR-XR800」を発表した。発売は2月17日。価格はオープンで、市場価格は1万6,000円前後と予想される。
RR-XR800は、リニアPCM形式での録音に対応したICレコーダー。対応しているファイル形式は、リニアPCM(16bit/44.1kHz)、MP3(320kbps/192kbps/128kbps/64kbps/32kbps)。記録媒体は内蔵フラッシュメモリーで、容量は4GB。メモリースロットなどは用意されていない。マイクからの録音に使用可能なファイル数は、4つのフォルダにそれぞれ199個まで。それ以外に、LINE録音用フォルダ、MUSICフォルダにも、199個までのデータを保存することができる。録音したファイルは、USB経由でPCにコピー可能。また、PCからMP3形式のファイルをコピーすることで、音楽プレーヤーとして使用することも可能だ(ID3タグ対応)。
本体には、大型の無指向性ステレオマイクを装備。臨場感のある録音が可能だ。同社では、昨年9月にリニアPCMが利用可能なICレコーダー「RR-XS600」を発売しているが、RR-XR800のマイクは、それよりも大幅に高感度化しているとのことだ。RR-XR800では、録音レベルに加えて、マイクの感度も20段階で調節可能となっている。また、再生時には人の声を聞きやすくするローカットフィルター、イコライザーなども使用できるほか、録音形式がMP3形式の場合、21段階のスピードコントロールも利用できる。
同社によると、RR-XR800は、リニアPCMでの録音に対応したICレコーダーだが、音楽録音や生録をメインターゲットとしたモデルとは異なり、あくまでも手軽に使えるリニアPCMレコーダーを目指した製品とのことだ。そのため、本体サイズは、38.3(W)×106.5(H)×17.6(D)mm。また、電源は単4電池×1で、電池を入れた状態での質量は、48g(電池込み)と、小型軽量。なお、アルカリ電池を使用した場合、リニアPCMでは約10時間、MP3(128kbps)では、約14時間の録音が可能だ。